2021.1.13 ため息の訳を聞いてみても
つくづく、僕は人のために生きられないのだろう。
というより、人の力になれないのだろう。
言い換えると、情けなく、力不足、頼り甲斐がない、ダサい、支えられない、必要な言葉が見つからない、度胸がない、タイミングが悪い、つまらない、センスがない、どうしようもない、頭が悪い、力になれない、逃げてばかり、声が、声が届かない、届かない、届かない。
そんな、どうしようもない僕を、僕が、僕自身生きているのだから、数えきれないばかりのため息を吐いてきて、数えきれないばかりの後悔をしてきて、数えきれないばかり、死にたいとも思ってしまって、あなたのため息の理由さえ知る由もなく、いや、聞く度胸もなく、あなたの支えにもなることができなくて、自分の価値を見出せずに、こんな時間まで酒を浴びている。
足も、手も、声も、震えながら、桜の季節を待ちきれないでいる。
今、あなたに、素晴らしい世界は見えていますか。
あなたの瞳に映る景色は、そんなに素晴らしいものですか。
少しでも共に過ごした私との記憶を覚えていますか。
未だ私は、あなたの記憶を頼りに、生きています。
2021.1.13
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