米沢富美子さん、La vivo plenas je ŝancoj
今日はふと泣けてしまうような偶然があったので、メモしておきたいと思います。
人生には何度か、救ってくれる言葉が偶然落ちてくるものです。
10年前、仕事復帰が不安で眠れなかった時NHKラジオで、米沢富美子さんのラジオ深夜便を聞きました。
そのお話の中で、物理か結婚かと悩んでいる時に、夫の允晴様の言葉で「人生これかあれかではなく、これもあれもということが可能なんだとわかって、それからはあれもこれも全部とって暮らしてきた」目から鱗だったという言葉がありました。
仕事をしたければ、家事育児を諦めるのか、
家事育児をしたければ、仕事を諦めるのか、、そんな鬱々とした考えが飛んで、私も全部取ろうとその日に決めました。
あれはいつだったかなとあとから放送日を調べましたが、まさに仕事復帰の当日の夜中の再放送でした。2013年6月20日。
全部とる、やってみる、という選択はそれなりに大変だったものの、米沢さんの言葉を頼りに頑張ってきました。
なので、私は人生の本当に大切な日に大切な言葉を聞いたと思っています。
今日の偶然はここからです。
2年ほど続けている、来週のエスペラント語講座の予習をしながら、鬱々と仕事のことを考えていました。
管理職になって、自分なら頑張ることで片付けてきてしまったことを、押し付けないように、
押し付けないように気をつける日々で、なんだか疲れるときがあるのです。
私は米沢富美子さんの言葉で頑張ってきたような人だからな、今の時代にはただの頑張りすぎな人なのかもしれないなんてちょっと不貞腐れた気持ちになっていました。
米沢さんの記事でも読んで元気を出そうと検索し、なんとなくwikipediaを開いてみると、夫の允晴様とは、京都大学のエスペラント部で知り合った、、と。
えっ!エスペラント語!
私は2年前から始めたので、10年前にはまったく注目していませんでした。
まさか、米沢さんがエスペランティストだったとは!、すっかり私のエスペラント語の予習は止まり、、もう一冊本を読んでみようと検索していたら、「二人で紡いだ物語 」の裏表紙になんと、エスペラントが書いてあります。
La vivo plenas je ŝancoj.
人生はチャンスにあふれています。
あまりに不意だったのでなんだか思わず泣けてしまいました。
2年前エスペラント語を始めたことも偶然ではありましたが、今日この言葉を受け取るために勉強してきたのかもとも思うほどでした。
あぁ、そうか、管理職として人と接する時もこれでいいですね。
私がやってきたことを押し付けちゃいけないと鬱々とするよりも、チャンスはたくさん巡ってくる、あなたにとっての良いチャンスを応援しますという気持ちでいればそれでいいんだと思えました。(もちろん仕事のチャンスだけではなくて、、)
そして、私に巡ってくるたくさんのチャンスをきちんと大切にすればいいのだと、そう思いました。
La vivo plenas je ŝancoj.
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