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心臓病-治療法の選択

心臓病で患者さんが多いのは、虚血性心疾患です。血管が狭くなり、血液の流れが悪くなる狭心症や、完全に血管が詰まり、血液の流れが途絶える心筋梗塞があります。

厚生労働省「スマート・ライフ・プロジェクト」参照

カテーテル治療か、外科的治療(開胸手術)か

虚血性心疾患で手術が必要な場合、循環器内科医が行うカテーテル治療と、心臓血管外科医が行う冠動脈バイパス手術があります。
最初から心臓血管外科を受診するのではなく、通常は循環器内科を受診するでしょうから、「まずはカテーテル治療を受けてから様子を見たい」と考えると思います。しかし、患者さんにとって、何が最適なのかを選ぶためには、病気の進行度、年齢、他にかかっている病気の有無など総合的に判断する必要があり、医師の診断能力が問われます。カテーテル治療も外科的治療(開胸手術)も、それぞれにメリット、デメリットがあります。

セカンドオピニオンは「内科」「外科」の両方を受診!

セカンドオピニオンは、今、循環器内科が主治医ならば心臓血管外科を、心臓血管外科で手術を検討しているならば、循環器内科といったように、別の科に受診してみると、各々の手術方法のメリットとデメリットがより明確になることでしょう。また、治療法の選択だけではなく、手術の時期も大切です。

症状が軽い段階でセカンドオピニオンを受けたい

手術を検討すべきタイミングは、患者さんが思っている以上に早い場合があります。自分にとって最適な時期に治療を受けられるように、医師に自分の症状を細かく伝えるようにしましょう。