本の紹介「幸色のワンルーム 外伝 正壊の名探偵 1巻/はくり」
幸色のワンルームの外伝、探偵・松葉瀬聖(まつばせ ひじり)が主人公の漫画を読みました。
全3巻の予定らしいです。
意味ありげなシーンから始まります。
外伝では、お金持ちの息子で性格に難ありな、雅楽代朱豊(うたしろ あけとよ)という高校生を(嫌々)パートナーに物語が進んでいきます。
朱豊が街頭のインチキ占い師に騙されている(フリをしていた)ところを松葉瀬さんが助け、そこから二人は松葉瀬の事務所に移動→朱豊がさっきのお礼に200万円払おうとする→松葉瀬さんは拒否するが、朱豊は「貴方が探偵だから引き止めた。学友で困っている子がいるからなんとかしてほしい」と話を持ちかけます。
後に、この学友は実は朱豊を嵌めようとしてたのですが、実は朱豊は学友の思惑に気付いていたことを松葉瀬さんは指摘します。
朱豊が敢えて、罠に引っかかった理由は。
嘘吐きが大好きで、嘘が最大の娯楽だからという理由でした。
朱豊は、松葉瀬さんに大金を払うので、自分のために良質な嘘=娯楽を提供してくれ、と取引を持ちかけます。
了承するか拒否するか、スマホの画面をタッチして選んでね、と言う朱豊に対して、松葉瀬さんは「なんでも金で釣れると思うなよ」と、拒否します。
タップした瞬間に爆破する2億5000万円。
朱豊は、「いいえを押したらお金が爆破するって書いてあったのに、それを確認しないと貴方の落ち度。2億5000万は借金ね」と言い出し、松葉瀬さんは借金を背負い、朱豊と共に行動することになります。不憫すぎる_:(´ཀ`」 ∠):
日付は変わり、松葉瀬探偵事務所に依頼者が来ます。
事件解決後、松葉瀬さんは依頼者に「駅前にも探偵事務所はあったのに、どうしてうちに来たの?」と聞くと、困ってたときに近くにある公衆電話が鳴り、【渡会(わたらい)】という人にここの事務所を紹介してもらったと話します。
渡会という名前に心当たりがありそうな松葉瀬さん。
しかし、この巻では渡会が何者なのから明かされません。
また別の事件にて。
朱豊の姉の話が出てきます。
彼が嘘に拘ることには、姉が関係してそうですね。
場面は変わり、とある事件の犯人(眼鏡の女の子)が謎の人物に「あんたのせいで酷い目にあってる!」と苦情を入れてるシーンになります。
しかし、謎の人物は眼鏡の女の子をアッサリ切り捨ててしまいます。
事件の計画は提供しておいて、あとは知らんふりをするあたり、眼鏡の女の子は謎の人物にいいように使われただけみたいですね。
最後のページは
何やら意味ありげに終わります_:(´ཀ`」 ∠):
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後書きで、作者さんは「ミステリーやサスペンスというよりは人間の感情の方に重きを置いた作品にしよう」と書いてます。
確かに、事件の犯人の動機がドロドロしていますね。
次巻は、2020年夏頃発売とのことです!楽しみですね!