兎角、
兎角、文章というものはやりやすい。
まるで操り人形のように「自分」を演じ、それを表現できるのだから。
それが良いことなのか、悪いことなのか。わたしにはまだ判別がつかない。
いつもいつも、わたしたちの中にいる人格に夢を持たれては勝手に破り、関係を放棄する。そんな人間が、多い。
わたしは、わたしたちはそんなに残酷な人間だろうか?
あまりにも、そんなことが多すぎて……辟易する。
見ている人間がいるのであれば、少しばかり答えてはくれないか。
わたしのやっていることに善悪をつけてほしい。
悪を突き付けた人間の前からは、潔く撤退しよう。
さあ、天秤を用意した。
どうぞ、あなたの分銅を。