100体のテディベアを作るチャレンジ
テディベアを1体作るのに、どれくらい時間がかかりますか？
よく聞かれる質問です。
わたしの作業スピードは遅く、1体作るのに、かなりかかります。
個人差があり、2~3日で1体ずつ誕生させる作家さんもいらっしゃると思います。
そんなわたしですが、2021年6月に、
新たに「100体のテディベアをつくる」チャレンジをしようと思い立ちました。
現在50体ほどが完成しています。
チャレンジのきっかけと、テディベアを紹介します。
1.テディベア作りとの出会い
わたしがテディベア作りと出会ったのは、1999年のこと。
NHKの手芸番組で、手作りのテディベアを取り上げていたことがきっかけでした。
伊豆テディベアミュージアムで見たような、テディベアを自分で作れるなんて！
テディベアキットを、NHKのHPから取り寄せて、番組と一緒に作ってみました。
初めて自分で作るテディベアに感激し、子どもたちにプレゼントしました。
嬉しそうに、笑顔で喜んでくれた、その笑顔が忘れられず、
もっと作りたい！ もっとたくさんの人にテディベアを届けたい！と、
いつしか「テディベアを作る人」になっていました。
初めは、番組やテディベアの作り方の本を見て、独学で始めました。
子育てが落ち着いたタイミングで、テディベアアカデミーに通いました。
独学、アカデミー、テディベア作家デビュー、テディベア講師、自宅教室と、活動の幅を広げ、イベントにも積極的に出展してきました。
これまで、300体以上のテディベアを誕生させてきました。
2.チャレンジのきっかけ
「ずっと、くまに関する仕事をしてきましたよ」
ふと、みてもらった占いで、そんなことを言われました。
ある時は、くまの毛皮を売っていたり、
ある時は、くまから町を守る仕事だったり・・・
ひとつ前の前世では「こぐま座」にいたことを教えてもらいました。
夜空にきらめく北極星を持った、あの「こぐま座」です。
テディベア作家のわたしが、
ずっと過去から「くま」に関わる仕事をしてきて、こぐま座にいたなんて、できすぎた話。
そんなことある？とツッコミたくなりました。
初めは、唐突な言葉に驚きましたが、
どうしてテディベアが好きで
どうしてテディベアを作る事も好きなのか
と、考えたとき、
なるほど、そういうことだったのか！と腑に落ちました。
今世、くまに関わる事として選んだのは
「テディベアを作る職人」
「くま」を生み出して
「テディベア」として
どなたかのもとに届ける
これが、今のわたしが選んだお仕事。
つまりは、
生きる意味なのだということを知りました。
それならば・・
せっかくテディベア作家になったのだから、
わたしの作ったテディベアで、誰かが笑顔になってくれたらいいなと思い、
100体のテディベアを作り、
必要としている方とご縁をつなぐ
「100ベアチャレンジ」をしようと、思いたちました！
3.何年かかるかな
100体作ります！
と、言っても、作業スピードが遅いわたしが、１ヶ月に作れるのは、
ほんの2~3体くらい。
たとえば、100体のテディベアを月に2体ずつ作るとしたら、50ヶ月かかります。
年で計算すると、4年くらいの計算になります。
チャレンジを始めた2021年は、なかなかいい調子で進んでいきました。
これだと、目標の50ヶ月よりも、短い時間で達成するかも！
良いペースで作れているな。
と、思ったのもつかの間、
かねてから腱鞘炎になっていた親指が、また痛み始めたのです。
わりと集中してがんばってしまうタイプのわたし。
つい一生懸命になりすぎてしまったのです。
しばらく、指を休めるために、のんびりとテディベア作りをしていました。
ところが、再び指を酷使してしまうのです。
昨年の秋、初めて開催したお教室作品展の目玉として、ワークショップをしました。
そのワークショップのキット作りを頑張りすぎて、さらに腱鞘炎が悪化してしまいました。
それから半年もの間、テディベアを作ることができなくなってししまったのです。
今年の春から、ようやくベア作りを再開することができ、100ベアチャレンジを進めています。
4.これまでに誕生したベア
2021年の６月からのチャレンジで、一番初めに誕生したベアは、
マイケルです。
さくらんぼベアのマスコットベア、Joyくんと同じサイズの、かわいらしいテディベアです。
2023年９月現在、
50体ほどのテディベアが誕生しました！
一部ですが、ご紹介します。
100ベアチャレンジは、
新たに
「100体のテディベアを作り、
必要としている方とご縁をつなぐ」
というチャレンジ。
誕生したテディベアたち1体1体に、
可愛がってくれるおうちを探してあげることもチャレンジの一環です。
まるで、里親さんを探すように、
あるいは、
ペットショップの店員さんになったように、
ベアをネットで紹介したり、
委託先にお願いしたり、
イベントに連れて行ったり、
さくらんぼベアのオンラインショップで、
テディベアと、ベアをお迎えくださる方との、ご縁をつないでいきたいと思いました。
そんなことをして、
これからの「くま人生」を、生きていきたいなと思っているのです。
まだまだ、チャレンジの途中です。
これからも続けていきますので、温かく見守ってくださると嬉しいです。
誕生したテディベアは、noteでも紹介していきます。
5.テディベア教室
・テディベア教室について
静岡県沼津市で、テディベア教室をしています。
お教室では、少人数の対面レッスンですが、
オンラインレッスンもございます。
オンラインレッスンでは、
・子育て中のお母さん
・お仕事をされている方が夜に
・遠方の方
・家を留守にできない方
・すきま時間を使って
などなど、
いろんな方が、テディベア作りを学ばれています。
テディベアは、生地のふわふわ感が心地よくて、作っている時から癒されます。
完成した時は、本当に嬉しくて、可愛くて、達成感もあります。
自分で作るテディベアは、とってもかわいいのです！
ぜひ、そんな気持ちを味わってもらえたらと思います。
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