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本日の一曲 vol.99 ピアノ・トリオ集 (2/5) ラフマニノフ 悲しみの三重奏曲 (Sergei Rachmaninov: Trio Élégiaque, 1892&1893)

セルゲイ・ラフマニノフさんのピアノ・トリオは、ラフマニノフさんが19~20歳のとき、モスクワ音楽院在学中と同音楽院卒業後まもなくに作曲されたものです。

第1番ト短調と呼ばれているものは、ラフマニノフさん生前には発表されなかったもので、チャイコフスキー「偉大な音楽家のために」を手本にして作曲されたものだと言われています。
第2番ニ短調と呼ばれている方は、チャイコフスキーさんの死を悼んで作曲されたものです。
まだ、ラフマニノフさんの交響曲第1番ショックの前の時期ですが、いずれも「悲しみ」をテーマにした曲であり、憂いに満ちた曲です。

ところで、ラフマニノフさんの交響曲第1番(1897年初演)はそんなにだめな曲だったのでしょうか。2019年の新しい録音で、Stanislav Kochanovskyさん指揮オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の演奏で確かめてみましょう。

(by R)


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