本日の一曲 vol.316 ヴァン・ヘイレン ユー・リアリー・ガット・ミー (Van Halen: You Really Got Me, 1978)
ヴァン・ヘイレンの1978年のデビュー・アルバム「炎の導火線(原題はセルフタイトル Van Halen)」に収録されたキンクス(The Kinks)のカバー曲です。アルバムで聴くと、1曲目「悪魔のハイウェイ」、2曲目「暗闇の爆撃」ときて、3曲目が「ユー・リアリー・ガット・ミー」でした。当時、エドワード・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)さんのギターの音といい、ライトハンド奏法といい、ギターキッズに多大な影響を与えました。この3曲の並びはぜひアルバムで聴いてもらいたいものです。
アルバムはこちらです(You Tube Music)。
この曲のオリジナルは、キンクスのレイ・デイヴィス(Ray Davis)さんが作詞作曲をして、1964年8月にシングルとしてリリースされたものです。単純なリフレインですが、一度聴くだけで覚えてしまうもので、短いながらも徐々に高揚していく曲作りで、ハードロックの古典といってよいかと思います。
ヴァン・ヘイレンの他にもいくつかカバーバージョンがあります。
モット・ザ・フープル(Mott The Hoople)の1969年のハードなインストゥルメンタル・カバーです。
1976年の801のライヴです。ブライアン・イーノ(Brian Eno)さんの変態的なコーラス付きのヴォーカルが印象的ですが、ハードロックの演奏になっています。盛り上がったところで終わってしまうのも面白いです。このアルバムにはビートルズ(The Beatles)のカバー「TNK(Tomorrow Never Knows)」も収録されていて楽しいアルバムになっています。
スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン(Sly And The Family Stone, 1979)のファンク・カバーです。
オインゴ・ボインゴ(Oingo Boingo, 1981)のニューウェーヴ(オルタナティヴ)・バージョンの演奏です。
シーナ&ザ・ロケッツの1982年のニューイヤー。
この曲が収録されたシーナ&ザ・ロケッツの1979年リリースのアルバム「真空パック」です。このアルバムは、イエローマジックオーケストラ(YMO, Yellow Magic Orchestra)とコラボしたもので、細野晴臣さんのプロデュースです。
(by R)