冬コミと嫉妬、そして年明け
さて、冬コミも終わり、新年を迎えてしまいましたね。
C105では正直不甲斐ない出来でした。
申し訳程度のイラスト本と春とヒコーキ×レンジャーのメロブ勝手コラボクリアファイルをなんとか出すのが精一杯。
ただ、なんかほぼ知人に押し売りしているだけな気がするコミケ参加ですが、なんか今回ひねり出した作品は意外にウケが良かったです。
クリアファイルは異種コラボ、自分の好きな人・モノのクロスオーバーはきっかけがあればやりたくなるものです。
幼少期に、フリーザ軍の戦闘服を着て、多分FFの剣を持ってる、凶悪なツラのドラえもんの絵で凧を作っていた従兄弟の影響を受けてから数十年、何ら進歩していません。
とはいえ、「あんたが出したいもん出せ!良かったならついてくぜ!!」の精神は、しーちゃん(艦これ運営)の影響も強いのかもしれません。
そもそもが、これぞ同人の世界の根幹を成す精神ではありますが。
まぁここのところリアルジョブが激動なのに振り回されている感がすごいのですが、しかし、クリエイティブにももっと意識を振りたいと思います。結構悔しかったです、冬コミ。
さて、そんなわけでコミケというのもなんか一つの交友の場という感じな訳ですが、艦これにハマって、しばらくしてから知った同人作家さんの「真外あかし」先生の話をふと書きたくなりました。
最初から説明すると、元々ヲタの気質はありつつも、実は私は社会人になってからどっぷり河下水希/桃栗みかん先生にハマって、ヲタの沼に再度深ハマりして、同人作家にもなっているわけです。
最近でこそ大人しくなりましたが、一時期、すべての基準が河下水希先生だったくらいと言っても良いくらいで、絵柄の好みも全部影響を受けています。
何だったら、コニシ先生の榛名がちょっと河下絵っぽいな(顔のパーツのバランスが)、という理由で艦これ始めたようなもんだったりするし。
で、何かのきっかけで、「真外あかし」先生を知ったのですが、とにかく鳳翔さんを愛でて仕方ない方(艦これの同人作家はまぁまぁ一艦娘専属で描いている人を見る。すごい情熱だと思う)なのですが、ペンタッチをひと目見てドンピシャで一目惚れでした。
「野生の河下水希じゃないか!それも大体00年代くらいの!」と。
とはいえ、一般的なマナーとして「誰かに似ている」というのは失礼と言われるので、黙ってはいたんですよね。多分昔からの知人には、何も言わずとも好きな理由はわかっていたと思うのですが(笑)。
そうしたある時、真外先生が「一時すごく模写した」と本人の口から言ってたので、「あ~~答え合わせきたぁぁああああ!」という感じでしたね。
ただ、なんとはなしに昔好きだった人の面影を他人を追っている様なうしろめたさが少しあったりするものです。なんかちょっぴり「ええんかな~」と。や、かといって離れるよりイイに決まってるんですが。
とまぁそんな事を思ったりしながら、ある時見た真外先生の作品に同人作家としてここ数年では地味にめっちゃ稲妻が走る瞬間がありました。
この作品がこちらの1枚目。
鳳翔さん「バ~ニラ高収入~♪」
もちろん、大草原wwwwwwwwwだったのですが、しばらくして、同人作家として、とてつもない嫉妬に襲われました。
「このセンスは、俺が1000年生きてても、1000回輪廻転生しても、絶対思いつけない」
勝手な想像なんだけど、ものすごくヒネり出して考えたネタではないと思う。なぜなら軽やかさがある。
だが、自分には一生思いつかないセンスを見てしまった時の嫉妬たるや…!
メリケンサック鳳翔さんとか、即売会で出会った時のご本人からは想像もつかない様なエキセントリックさ、素敵だね…大好きです。
ここ数年のコミケ応募時に書く、推薦作家を記載する欄では固定で推しております。
思いつけない嫉妬に焦がれつつも、そのエナジー、私なりに昇華してく2025年にしたいな、と思っております。
今年もよろしくお願いいたします。