【読書記録】DIE WITH ZERO 〜人生が豊かになりすぎる究極のルール〜

”死ぬ時に資産をゼロにする事が最も効率の良いお金の使い方である”ということを説明している本です。

何かを経験をするにしても身体が健康な内に行わない事には得られる幸福度が全く異なってくるため、健康な内に様々な経験をする事が大事。

資産形成のピークを60歳に持ってきても昔のように楽しめなかったり大胆に行動出来なかったりするので、身体が健康な内に資産を取り崩し始めることを推奨しています。




【メモ】

・喜びを先送りにし過ぎない事=手遅れになるまでやりたいことを我慢し、ただただ金を節約するようなことはしないでおくべき

・消費の標準化:人の収入は月や年によって変わる。だが、支出をその変動に合わせる必要はない。収入の多い時は貯蓄に回し、少ない時にそれを切り崩せば、同額の支出を維持できる。

 将来は収入が高くなる事が予測されるため、若く貧乏な自分から金を毟り取る必要は全くない。

・記憶の配当という考え方:人は経験に対して使ったお金は後悔が少ない。将来思い出しても良い記憶が残り幸せな気分になれる。経験からは、その瞬間の喜びだけでなく後で思い出せる記憶が得られる

・100万ドルの資産を残して死んだら、それは100万ドル分の経験をするチャンスを逃したということだ。たとえ、それが5万ドルでも5万ドル分の経験を逃したということだ。それは最適にいきたとは言えない。

・医療費は「治療」に使うより健康を保つための「予防」に使う方がはるかに賢明だ。

・長寿年金:生命保険は加入者が早死するリスクから「家族」を守るためののだが、長寿年金は長生きしすぎて資産を使い果たしてしまうリスクから加入者本人を守るためのものだ。

・一定額の長寿年金を支払ったら、毎月お金が振り込まれてくる性質のもの。例えば、5,000万円の商品を買って、毎月24万円振り込まれるといった具合。

・長寿年金は4%ルールよりも高い水準でのリターンを確実に得られるし、支払いは生きている限り保障される。

・死から目を背けることで人生を最大化出来ていない:Final Countdownというアプリがあるのでそれで自分に残されている日数を認識する

・人生の終盤の延命治療のために1日数十万円の費用を支払うのは馬鹿げている。

・金の価値を最大化できるのは26〜35歳。

・死んでからの相続、寄付では遅すぎる。死んだ後に渡すのではなく、生前に贈与しよう。寄付される側の人も子供や孫たちも、そのお金を最大限効率化できる時期にそのお金が欲しい。

・ただ散財すれば良いということではない。今しかできない経験(価値のあるものだけ)への支出と将来のための貯蓄の適切なバランスを取ることが大事。若い時に収入の20%も貯蓄するのは馬鹿げている。

・金の価値は加齢と共に低下していく。まだ健康で体力がある内に金を使った方が良い。

・金ではなく、健康と時間を重視すること。それが人生の満足度を上げるコツなのである。

・若い頃に健康に投資する方が人生の充実度は高まる。

・金で時間を買うことも大切。時間を金で買う人は収入に関係なく人生の満足度を高める事がわかっている。

・タイムバケットを使って人生の各ステージで何をやりたいかを明確に書き出す事が大事。物事を行うにはそれにふさわしい時期があるという事実がある。10年区切りでやりたいことをリスト化してみよう。

・「金額」を目標にピークを決めるべきではない。その理由の一つはこの手の目標を設定した場合、それを十分だと感じるのは心理的に簡単ではないからだ。「時期」を基準に考える。

・デメリットが小さく、メリットが大きい時は、大胆なリスクを取らないこと自体がリスクになる。

・人生で大胆に行動すべき時があるというのはどんな人にも当てはまると思っている。

・最後に、完全にゼロで死ぬことはできないが理想を持つことで正しい道を歩もうとすることはできる。わずかであれ、親切になり

賢くなり、勇気を持てるようになる。

・人生で一番大切なことは、思い出を作ることだ。

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