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サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020 第35話 興奮
こんにちは。サイパンのマリンスポーツショップSAKURA MARINEのインストラクターのAKARIです。
今日はさっそく昨日のお話から。
昨日は、下弦の月前日。まさにスペシャルXデーだったんです。実は月の満ち欠けのサイクルが28日ぴったりではなく、29.53日という半端な数字であるため8月の満月周りの調査は満月から下弦の月まで7月より1日多いのです。
サンゴの産卵の激熱デーは、満月から〇日目というカウントが正しいのか、下弦の月の〇日前というカウントが正しいのかというポイントも我々の見どころでもありました。
さぁ、エントリー直前。水面に広がる太平洋パロロ(マロニーちゃんみたいな虫)。7月の一斉産卵の日にこんな状態だっただろうか・・・(;'∀')
エントリーしたとたんこんな状態です。
サイパンで珊瑚の産卵を見たい方は、もれなくこの蟲蟲パラダイスもついてくるようです😅
— AKARI@サイパンで潜る人🤿 (@AKARIDIVER) August 10, 2020
これ、他の地域でもありますか??あんまり聞いたことないんですが… pic.twitter.com/sSoGWCb603
もう、まったく視界が遮られるくらいの太平洋パロロの量です。7月はここまでではなかった気がする・・・。
そして、30分早めたスケジュールは大吉と出ました!!
エントリー5分後くらいにコモンサンゴの仲間の産卵!たぶん、一昨日アンクラーのHiroshiくんが見つけたのと同じ種類っぽいのですが、昨日は一面のコモンサンゴの仲間の産卵が一斉産卵。
Hiroshiくんが見つけたのは、先走っちゃった子だったんでしょうか。
昨日は「サンゴの産卵を確認したら、撮影はセルフィッシュの野々垣くんとスーパーフィッシュダイビングのタカシくんに任せて、ほかの人は他のサンゴも産卵してないか広範囲で調査」という陣形で挑んでいました。
そうそうに産卵したコモンサンゴの仲間の産卵を野々垣くんとタカシくんに任せて、我々は他のバンドルを探してひたすらに泳ぐ。
潜水開始から50分が経過しても、他のサンゴに兆候が見られないので帰ろうとした途端、今度はミドリイシサンゴの仲間がバンドルを抱えているのを数群体発見!
ええええええ!!さっき、なんもなってなかったじゃんΣ(゚Д゚)しかも、これも一面の同種系のサンゴが同じような状態に!!
ライトを消してしばらく待ったけど、産卵までは待てなかった・・・。ネットで見た情報では、ここから2時間後くらいに産卵という情報もあったし・・・・。
断腸の思いでその場を立ち去り、再び探しながら帰っていると…
7月に一斉産卵してたキクメイシの仲間もこんな状態!!
ええええええ!!ノーマークだった(;'∀')。先月と同じ種類もいっちゃうかんじなん!?まじかー。
帰ってからカメラロールを見るとこんな別の種類のサンゴも産卵してた。
もうね、水中はバンドルと太平洋パロロだらけで、調査員たちの歓喜の声もあっちこっちで聞こえるし、感動と興奮のるつぼと化してたんです!
ワタシは、どこかにスレートを落としてくるし・・・
わざわざ、メッセージ付きで野々垣くんが拾ってくれてた。
野々垣くんも興奮で足の指にガンガゼをさして、触角みたいになってるし。
*新種・親指虫*
全員タンクからからになるまで、潜った90分。(あ、YUMIKO姐さんのみ余裕の残圧80でしたけどね・・・・。あの人、もはや鰓でもあるんかな・・・)
時間を早めたスケジュールは大吉でしたが、昨日は2ダイブが正解だったようです・・・。コモンサンゴの仲間の産卵からミドリイシサンゴの仲間・他の産卵までのタイムスケジュールが開きすぎだよ・・・(;'∀')そうならそうと、言ってくれたら2本目のタンク用意してたのに・・・。
でも、本当にナイト2本潜るとしたらタンクだけじゃなくライトやカメラの充電ももう1本分用意しないとできないんですがね・・・・(-_-;)。
きっと、昨夜はあれからさらに海の中はうぇーーーーいってなってたことでしょう。
すんごいなぁ。7月の一斉産卵があまりにもすごかったから、正直言うと7月を超える風景をみることができるなんて誰も思ってなかったんです。まじで、なめてた・・・・。これ前にも書いた気がする。。。。我々の予測をいとも簡単に超えてくる海って、控えめに言って最高すぎる。
あぁ、はやく皆様をご案内したい・・・。もう昨日の我々の頭の中にはそれしかありませんでした。
ただ我々が一つ大きく懸念していることは・・・
サイパンの珊瑚の産卵を観察するためには、大量の太平洋パロロにまみれても耐えられるメンタルが必要ということ。
これ・・・・あの大量のワーム・・・ダメ系な方絶対いますよね・・・( ;∀;)
『サイパンのサンゴの産卵を見たい!!!そして、皆様にも見せたい!!!』と集まったサイパンの現役インストラクター(ガイド歴7年から19年)が立ち上げた『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020』で初めてのクラウドファンディングもあと5日となりました!!楽しいリターンがゲットできるのはココだけ!ぜひ覗いてみてください!
さぁ、今夜はいよいよプロジェクトの調査ダイブ最終夜。物語は感動のフィナーレへ・・・・(?)
第36話に続く。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました。このnoteのストーリーはあくまでAKARI視点で展開していくストーリーでので、多少の独断と偏見からの表現があることもございますので、ご了承ください。
サイパン在住ガイドの皆様へ。調査メンバーはまだまだ募集中です。人の目はあればあるほど助かります。毎日参加できなくても大丈夫です。ご連絡お待ちしております。
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