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【図解】バックロールエントリーが苦手な件を考えてみた
ボートダイビングに行ってボートから海に入るときに、ボートの大きさによってエントリー方法を変えます。
大型でダイバーが立って歩くスペースがあったり、ボートのへりが高くてエントリー&エキジットのためのプラットホームがついているようなボートならジャイアントストライドエントリー。片足を一歩前に出してポチャんと入るあれね。
ジャイアントストライドエントリーと聞くとどうしてもジャイアンとスネオエントリーって言いたくなるけど、一度も爆笑をさらったことはない。今後もたぶん言うと思うので愛想笑いくらいはお願いします。
もう一つは、小型でダイバーが移動できるスペースがあまりなかったり、へりが低いボートはバックロールエントリーという背中からポチャんと行くアレで入ります。
そのバックロールエントリーが苦手な方がときどきいらっしゃいます。
サイパンは、安・近・短でフィーバーしていたあの観光景気のよかった時代は大型ダイビング船がたくさんありましたが、現在は9割以上バックロールエントリーで入る小型船ばかり。
サイパンで潜るにはもはやほぼ必須となったこのスキルについて今日は考えてみます。
バックロールエントリーという誤解
バックロールエントリーという名前から誤解を生んで、苦手意識を持っている方がいらっしゃいます。
バク転のような感じとさえ思っている方もときどきいるのですが、最初に申し上げておきます。
バックロールエントリーはロールしないのである。
あーあ、バックロールエントリーの名付け親を敵にまわしちゃった。
バックロールエントリーはロールしないんだけど、バックロールしちゃったエントリーは、失敗したバックロールエントリーです。もはや、早口言葉。
こんな感じです。
ボートのへりとおしりの接点P(ピンクの丸)。ここを中心に背後にたおれると・・・・
これね。めっちゃ痛いです。星が飛びます。ロールしちゃったらダメなんです。
ロールしないバックロールエントリーの方法
ボートのへりの接点Pは太ももで、しかもできるだけおしりを海の方へ突き出した状態。
へりがちょこっとだけ高めだと、足がギリギリ浮いちゃったりして若干不安がよぎりますが、気にしないで。接点がちゃんとしていれば、タンクの重みで後ろに倒れるだけだから、思い切って行っちゃってください。
あ、思い切ってと言っても力を入れる必要一切なしですよ。ただ、地球に引っ張られるがごとく。
2つ目のポイントはここ!接点Pを太もも裏にして後ろに倒れると、落ちる直前にひざ裏がひっかかるの。
ここで、シャキーンと足が伸びればもう絶対ロールしません。
するりんっと水中へ身体がスライドするでしょう。
あとは、バタバタせずにほっておけばそのうちぷかんと浮いてきます。
めっちゃ簡単なんです。接点Pの位置を気にするだけ。
ほら、やってみたくなったでしょう??
ちなみに、スノーケリングやスキンダイビングなどタンクを背負わないでエントリーするときは、バックロールエントリーすると水面でしこたま背中を強打して、ブホッとなるのでお気を付けください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
追伸・うちのお店で流行っていたスケキヨ写真を追加します。素晴らしく皆さま足がシャキーンとなってますね!
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