サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第17話 プラヌラ幼生の話
こんばんは。
珊瑚の産卵観察プロジェクトのAKARIです。
今回のサムネイル画像は、スーパーフィッシュのたかしくんの写真です。このアオリイカの子供、めっちゃ可愛かったなぁ(*'▽')。ほぼ水面に浮遊してたから、とても撮りにくかった。タカシくん最後まで粘ってたもんねー。グッジョブです!
いよいよ本日がオリジナルグッズ販売の最終日となっております。
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ちなみに、ワタシは全種類コンプしました( ´艸`)
さてさて、昨日、一昨日とサンゴの生殖方法について書いていたんですが、そこでちょこちょこ出てくるワード。
プラヌラ幼生
なんだろう、プラヌラ幼生って・・・・(-_-;)って感じでしたね。ご説明が遅くなってすみません。
プラヌラ (英: planula)は刺胞動物に共通の幼生形である。プラヌラ幼生と呼ぶこともある。ーWikipediaより
刺胞動物ってことは、ヒドラ・イソギンチャク・サンゴ,クラゲの一部などの幼生形全部、プラヌラ幼生なんですね。
んで、サンゴの一生はこんな感じなんです。
受精卵は1~3日間でプラヌラ幼生になって、それから数日~数週間(最大100日以上)の浮遊幼生期を経てポリプに変態して着底し、骨格を作り、共生藻を獲得して、どんどんクローンを作って大きくなるらしい。
コブハマサンゴやハナヤサイサンゴで1~2年、ウスエダミドリイシで4~5年で成熟して産卵するそうです。
意外と早いな。
プラヌラっていう名前可愛いよね。去年からずっと可愛いなぁって思ってて、ワタシのイメージを今回思い切って描いてみました。
ま、これはあくまで私のイメージ図なので、お気になさらず( ゚Д゚)
本当のプラヌラ幼生ってこんな感じ。
Rhytisma fulvum (Forskål, 1775)の発生。hは若いプラヌラでiは成熟したプラヌラ。Wikipediaより
プラヌラの世界でも若い子はピチピチしてるのね・・・・(-_-;)
そして、また驚愕の記事を発見。
今回、スリック中にミドリイシサンゴの幼生とは明らかに区別できる幼生を発見した。その幼生は、ミドリイシサンゴ幼生の2-3倍の大きさであり、体表面に斑点がみられた。また、実体顕微鏡下で口端に六条構造が確認されたことから、六放サンゴ亜綱の幼生であると推測した。さらに、この幼生は多い時には1日当たり10匹のミドリイシサンゴ幼生を捕食した。プラヌラは摂食しない幼生であるとされてきたことからすると驚くべきことである。
スリックって言うのは、サンゴの幼生・卵の帯状集合体。写真とかで見たことがある人も多いと思います。
このスリック内を観察したら、プラヌラ幼生を食べるプラヌラ幼生がいたんだってΣ(゚Д゚)
いやー、サンゴの一生って子供時代から大変なんですねぇ・・・・(-_-;)。
それにしても、毎日聞いたことのない単語がどんどん出てきて、頭パンクしそうです。
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