サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第16話 続・雌雄異体に驚いた話
こんばんは!
珊瑚の産卵観察プロジェクトのAKARIです。
5月8日まで限定で販売しております『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2021』のオリジナルTシャツ『バンドルホワイト』が残り15枚、オリジナルキーホルダーが残り16個となりました。
ありがたやーーーー。
販売期間はいよいよ明日までとなりました。果たして、完売となりますか・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、今日は昨日のお話の続きです。
昨日はサンゴの生殖方法の『無性生殖』についてのお話でした。
有性生殖
名前の通り、今度は性が関与する生殖です。
サンゴにはなんと雌雄同体のタイプと雌雄異体のタイプがあるそうです。
雌雄同体
1つのポリプが卵と精子の両方を作ります。
雌雄異体
1つのポリプが卵あるいは精子のどちらか一方を作ります。※群体内のポリプはクローンなので群体ごとに雌雄が決まります。(雌雄異群体)
さらに2つのタイプの放出方法があるんだって!
放卵放精型
バンドルと呼ばれるカプセルに卵と精子を入れて放出するか、そのまま放卵・放精をする。
保育型
体内で受精させてプラヌラ幼生として放出。
はい、だんだん複雑な話になってきましたね。まとめると、サンゴは大きく分けて4つの有性生殖のタイプがあって
①雌雄同体・放卵放精型ー全体の約63%
②雌雄異体・放卵放精型ー全体の約22%
③雌雄同体・保育型
④雌雄異体・保育型
③と④を合わせて15%くらいらしいです。
①は去年観察できたミドリイシ科やキクメイシ科のあの『ザ・サンゴの産卵』のバンドル放出のやつですね。
ここで、業務連絡・Yumiko姐さんに朗報です。我々が去年からどうしても見たいノウサンゴ、アナサンゴ、コモンサンゴも①のタイプらしい。だから、いつか彼らもバンドルを放出する時が来ます(*'▽')。
②は去年と今年観察できたハマサンゴ科の放卵・放精タイプ。ここにクサビライシ科やアザミサンゴの仲間も入るらしい。
③はヤサイサンゴ科ですね。これは、去年「プラヌラ幼生放出タイプ」というところまでは突き止めていたのですが、まさかこんな細かい区別がされてるとは思ってませんでした。
④は、キサンゴ科(←いろいろ資料を見ましたが、一体サイパンではどれのことだかピンと来てません・・・スグル博士教えて!)しかしながら、雌雄異体の保育型ってどういうことだろう。雌雄異体なのに体内で受精させてプラヌラ幼生にするってどうやるの?これが、無性生殖の時に書いてあったこれ?
④プラヌラ幼生を無性的に作るものもある。 えーーーー!!!子供を無性的に作れちゃうの!?もはや全能の神やん。
というわけで、ここまで読んでいただきましてありがとうございます。まだまだ分からないことがたくさんありますが、少しずつ皆さんと一緒に少しずつお勉強していきたいと思います。
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