サイパンの長い夏休みを考えてたら、文科省にケンカを売りそうになった話
実は今日から夏休み。
サイパンの公立校は今日6月12日から8月17日までsummer vacation、夏休みです。約2か月と5日間。
通常であれば、この期間に日本へ遊びに行って見聞を深めるというようなことができるのですが、去年も今年もなかなかそうはいかない。日本では県を跨ぐなと言われているのに、国境を跨ぐなんて・・・。
と思っていたのですが、実はサイパンでの肌感は実はそうでもなくて、この夏休みにオフアイランド(←サイパン島からどこかほかの国に行くことをそう呼ぶ)をする人は結構いるようで驚いた。去年の夏ほどステイホーム感はないみたい。着実にパンデミックの卒業が近づいているようです。
さて、サイパンと日本の学校の夏休みの違いは、長さだけでない。もう一つの重大な違いは、学年が終わっているということ。
ということは、宿題がないのだ。
8月17日からは、新学年としてスタートするので、この長い夏休みの間は本当の自由。何をしてもよいし、何もしなくてもよい。
そうか、宿題というのは、責任感を育む上で障害になっている説ありますねぇ。
社会に出れば課題が与えられることなんてほぼなくて、課題を探したり、見つけ出したりする部分から要求される。そして、その課題には答えなんてないなんてザラ。
なのに、学校教育で宿題を出し続けて、宿題を完了させるというコマンドを評価している限り、会社に入ってから『課題を見つけ出せ!』なんて言われても無理よねぇ~。#学校教育をDisるつもりはない
12か月の中で2か月も『自分自身に任せられた時間』があり、それが12年間続くとすると、学校教育を受けている期間中トータル2年間にもなる。
日本の子供は、そんな期間が一切存在しないのに、社会に出た途端
「最近の若い者は、自分で仕事を見つけるということができない。」
なんて、言われたってハァ(*´Д`)って顔にもなるわねぇ。
今が高度成長期なら、話は別よね。頑張れば報われる感あるし、課題なんて探さんでもすでにそこに行列ができているだろうねぇ。このスーパーデフレ時代に、やっと見つけ出して頑張って回答しても「解なし!」なんていう結果にたどり着いちゃったら、おなかすくだけだもんね。
そうか、じゃあ、日本も夏休みの宿題やめてみる??
いやいやいやいや、夏休みって学年の途中の重要な長期休暇だもん。1学期にコケそうになっている子の復活チャンスだもん。コケちゃった子はさておき、コケそうになっている子はコケる前に救っておかないと、2学期に要救助者増殖事件だもんねぇ。
レスキューダイバー講習でもおなじみの鉄則ルール。
「軽度のトラブルを抱えたダイバーから対処せよ!」
そうか、やっぱり日本の夏休みの宿題はやめられないか。災害現場のトリアージよろしく、生徒ごとに夏休みの宿題を調整してくれる先生もいるもんねぇ。#黒タグはつけないで
じゃあ、いっそのこと日本も秋スタートに変えちゃう??
と調べてみたら、やっぱり「コロナ禍で休校が続いちゃったこのタイミングでずらしちゃったらいいじゃない??」っていうアイデアはあるらしい。
この中のデメリットをみて吹いた。
①今は4月入社が一般的で、特に公務員裁量試験などは3月の卒業に合わせており、9月入学となれば調整が必要。
なぜ、学校教育だけが変わる前提なんだ?9月入学となれば調整は必要なんですよ。これはデメリットではない。変えるならこっちも調整がマストなの。
②国や地方自治体の会計年度は4月から3月で定着しており、9月入学となると会計年度との調整も必要。
これも①とおなじ。学校教育だって4月入学で定着してたのを変えるには?っていう話なんだって。だから、これもマストで変わるっていう話なの。
③卒業や入学は「春」というイメージがあり、春と言えば出会いと別れ、そのような習慣の中で国民の理解を得られるのかという指摘。
これは、もうノーコメントです。
日本の美しい四季折々の風景の一部とは思うけど、この議題のデメリットの3個目に持ってくるほどの説得力はないかなぁ。これは議論のすり替えですねぇ。
確かに今までのやり方を変えるのは、相当カロリー使うよねぇ。明治維新レベルですよ。令和維新だな。
って、いろいろ好き勝手に想像して調べて考えるの好きなんですよねぇ。別に文科省にケンカ売るつもりはないっすからね(;'∀')
当たり前と思っていることを変えてみると、どうなるかなーって想像しながら、この長い夏休みを過ごそうと思います。
さて、うちの子たちはこの長い夏休みに何かやるのかなぁ~。全く何もしないでダラダラと過ごすかなぁ~。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。右下のハートマークでサイパンおみくじをひいていってくださいませ。