質問力は無限の化学反応・サイパンTシャツを作ったはなし
ひょんなことから始まってサイパンTシャツを作ることになった。
今回一緒に作ることになったMayuさん。
ただ、Mayuさんの作るTシャツのデザインセンスが好きというだけの理由から意気投合しただけで、一体Mayuさんがどんな方でどんな感じでデザインを作っていくのかまでは全く考えていませんでした。
このご連絡ののち、なんとワタシはサイパンについて徹夜で朝まで語っていました。
TwitterのDMでほぼチャット状態。マンツーなのに矢継ぎ早に出てくるMayuさんの質問。朝までチャットだなんて学生時代以来ですよ・・・。
サイパンには来たことがないというMayuさんに、サイパンの魅力や歴史、暮らしぶり、遊び方、ちょっと残念なところなど話しているうちに気が付いたら朝でした。
これすごいな・・・。
ワタシは今までダイビング雑誌のインタビューとかテレビの報道局のインタビューとかを受けたことがありますが、こういういわゆるインタビューのプロという方はあらかじめ「こんな感じの記事にしたい」というのがきっとあって無意識にそこに近づけていくような質問なんですね。
だから、インタビュアーの『興味のベクトル』はインタビュー対象者ではなくて、その後に作られる記事や番組の気がする。
だから、『興味のベクトル』の向きはある程度、予測可能だった。
しかし、Mayuさんの『興味のベクトル』の向きは予測不可能。話の中の1つからつながる次の質問だったり、たぶんMayuさんの頭の中で数ステップ踏んでから出てくるワードだったりと、質問を受けている方も楽しい、楽しいから話すの無限ループ。
そう、まるで好奇心いっぱいの子供がお目目をキラキラさせて話しかけてくるような感じ。
気が付くと徹夜でMayuさんに話していたサイパンは、ワタシが18年間住んでいたサイパンとはちょっと違って、ワタシも行ってみたくなる魅力いっぱいの島だった。
これは一体どういうことなんだろう・・・?
Mayuさんって一体どんな方なんだろう?とTwitterのプロフィールに載っているブログを見てみると・・・
ワタシがいつもお世話になっているサイト「世界のウミウシ」の中の人・木元さんのインタビュー記事。おもしろい!
これかぁ~~~。
Mayuさんのブログはこの「ダイバー図鑑」シリーズだけではないのですが、とくにこのシリーズにはMayuさんの質問力が遺憾なく発揮されていた。
『興味のベクトル』を縦横無尽に飛ばすことによって生み出される対象者・対象物の新たな魅力。
会話からMayuさんが抽出した今回のサイパンTシャツプロジェクトのキーワードはこちら。
ただいまの坂道、星空チャージ、実家感、トラック移動・・・
今までのサイパンのデザインのいわゆる「南国リゾート感」とは全然違う切り口。
そうそう!これがサイパンの本当の魅力なんだと思う。なんとなく、来てみたけどなんとなく居心地がよくて何回も行きたくなっちゃう魅力・・・。
このワードから第一弾としてMayuさんが作ってくれたのはこちらのデザイン。
控えめに言って最高です。まさに、サイパンリピーターの心を代弁しているようなデザイン。
日本のストレス社会の荒波に揉まれても自分を保っていられるのは、自分だけの心の故郷(実家)がサイパンにあるから・・・。
そう思っている方たくさんいるんです。そして、その実家に思うように帰れない今、しんどい精神状況にいるサイパンリピーターがたくさんいる。
その方たちはチケットをポチッた瞬間から無敵になれるのに。ポチるだけでストレスが昇華されていくのに。ポチることすら許されない今。
このデザインは刺さる。
え?Mayuさん天才なん??
このデザインを見せてもらった瞬間、まさに秒で採用となりました。
Mayuさんのインタビューでワタシの18年の棚卸しを始められたおかげで、思い出した。
あ、うちにもアーティストいたわ。長女(12歳)。
彼女ともコラボ企画をスタートしました。
両腕にオブジャン名物チンアナゴとアキアナゴだけがデザインされたシンプルなロンT。
このTシャツを着て青空に両手を伸ばせば、まさにオブジャンでダイビングしている気分になれる。オブジャンVR機能搭載Tシャツです。
ひとりオブジャンごっこが楽しめる。
バディと一緒に着用して、みんなでオブジャンごっこも可能です。
いやぁ、悪ふざけです。一生懸命、悪ふざけするのがワタシの使命だった。うっかり忘れるところでした。こういう切り口でどんどんサイパン新しい魅力を発信していきたい。
6月から約3か月くらい天気のいい日はほぼ毎日Facebookグループ『ただいま水面休息中』でライブ配信している中でも忘れられないサンセットが見られた日がある。
あの日の忘れられない夕焼けも何か形にしたい!!ってことで、こんなのも作った。
殺伐としたオフィスのデスクの上にこれが一つあったら、すぐにでも心はサイパンに行ける気がする。*アクリルブロックは写真立てとしてもペーパーウェイトとしてもご使用いただけます。
MayuさんとのコラボTシャツもまだまだ続きます。
長女(12歳)とのコラボTシャツもまだまだ続きます。
ひとつでも心に刺さるものがありましたら、お手に取っていただけると幸いです。
♢♢♢おわり♢♢♢
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。この「とにかくはじめてみる」シリーズは、新型コロナウィルス感染拡大防止のために4月から入国制限をしているサイパンのダイビングインストラクターが収入ゼロ5か月目にしてどうにもならなくなったので、なんとかブログで生活費を稼ごうと始めました。ノープランでもとにかくはじめてみることで、素敵なご縁でおもしろいことが起きていくサクセスストーリー(予定)となっております。お楽しみください。