サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第3話 現場入り
こんにちは。
サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクトのAKARIです。
昨日は下弦の月の前々日ということで、さっそく第一回調査ダイブへ行ってきましたよ!
昨日のダイビングの参加メンバーは、セルフィッシュの野々垣くんとS2クラブの中丸店長とHGDのまゆきちゃんとYumiko姐さんとワタシです。
エントリー前には、Yumiko姐さんによる観察方法のレクチャーです。
ラウラウビーチの観察方法は基本は去年と同じ方法ですが、今年は去年産卵を確認できなかったアナサンゴやノウサンゴの仲間を注意深く観察したいですね!
エントリーしてみると、去年ずっと観察対象にしていたミドリイシサンゴの悲しい姿・・・( ;∀;)
ミドリイシサンゴは成長も早いけど、やられるのも早いなぁ・・・。
昨日は、ライトトラップも仕掛けてみましたよ。
手前の2本はワタシとYumiko姐さんの130ルーメンのライト。奥の1本はマユキちゃんのナイトスピアフィッシングでも使える超高級ライト。
130ルーメンよわっ・・(-_-;)
だいたい1時間くらいたった後、どんなプランクトンがいるのか観察します。
去年の観察の時には見たことのない光景として昨日のダイビングの特筆事項はこちら!
サンゴの観察は、サンゴ自体を観察する方法もあるのですが、中層に浮いているサンゴの卵(バンドル)も同時に確認します。(すでに、ほかの場所の群体が産卵している場合もあるので)
んで、中層を見ていると何かが飛んでいるんですよ。去年見たキクメイシサンゴのバンドル(去年見た中では一番大型)よりちょっと大きめの何か。
しかも、バンドルというには丸くないし・・・、なんならちょっと動いてる気もする・・・なんだろう?これ?
と、うまい具合にYumiko姐さんが指先でキャッチすると・・・。
お!クロヘリアメフラシじゃん!
すごいねぇ~なんて、ご機嫌に写真を撮ってたら、あっちにもこっちにも浮いている。いや、これは泳いでいるんだろうか・・・。
飛んでしまったというには、多すぎる個体が浮遊していました。ってことは、やはり意図的に移動しているのか・・。
よく見ると、クロヘリアメフラシの他にヒオドシユビウミウシのような形のウミウシや、首だけになっても生きているでおなじみのコノハミドリガイもいました。
4月は桜舞い散る季節ですが、サイパンの夜の海ではウミウシ舞い散る季節なのか・・・。
やっぱり、夜の海は何回入っても新しい発見があります。
さてさて、先ほど仕掛けておいたライトトラップですが、1時間もするとこのような感じでプランクトンが集まります。
このプランクトンも実は日によっている種類が違うんですよ!
あ、念のため『プランクトン』という用語のコンセンサスをとっときましょうかね。(ほら、またスグルくんに怒られそうだからさ(・∀・)
プランクトン(Plankton、浮遊生物)とは、水中や水面といった漂泳区を漂って生活する漂泳生物(ペラゴス)のうち、水流に逆えるに足る遊泳能力を持たない生物の総称である[1]。様々な分類群に属する生物を含む。微小なものが多く、生態系において生態ピラミッドの下層を構成する重要なものである。ウィキペディアより
プランクトンとは、浮遊生物のことであり[2]、水中を漂って生活する生物を指す言葉である。ケイソウや小型甲殻類、クラゲ、魚類の幼生など、様々な分類群に属する生物を含む。遊泳能力を全く持たないか、あるいは遊泳能力があっても水流に逆らう力が軽微であったり比較的小型の生物であるため結果的に漂うことになる生物が大部分である[2]。 ウィキペディアより
要するに、浮遊している生き物全部だね。
だから、エビなのか魚の幼魚なのか、クラゲなのかはいろいろってわけ。
そして、比較的小型なのは、プランクトンの定義が「水流に逆えるに足る遊泳能力を持たない生物」だからだね。大きかったら、水流に逆らえるもんね。
我々のショボショボ130ルーメンにもこんなに集まりました。
プランクトンの世界は彩り豊かな宝石のようです。
確実に真ん中くらいにこっちを向いている子がいますね・・・(;'∀')
1つ1つが生き物なのでちゃんと顔がありますよ。
そして、このプランクトンを目的に集まるのが餌とする幼魚たち。
幼魚は透明なのが多いですね。こちらはニザダイの幼魚。
ここら辺はもはや何の幼魚かもわかりません・・・。
しかも透明だと、うまく撮れない・・・(-_-;)
ってことで、調査第一夜もいろいろお勉強させていただきました!
野々垣くんがショートムービーを作ってくれました。
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