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サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第4話 たまごを産んだのカイ?

こんにちは。

サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクトのAKARIです。

今日は、4月2日の第一回調査ダイブの前に行ったごみ拾いのことからお話しさせてください。

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1 Dive 1 Cleanupプロジェクトは、ダイビング中にごみを見かけたら、ひとつでもいいから拾うことを当たり前にしよう!という啓蒙活動。マリアナの3つの島、サイパン・テニアン・ロタのガイドはこのプロジェクトに賛し、活動しています。

ということで、4月は1か月間 #マリアナで1dive1cleaup 活動強化月間として、毎日リレー形式でダイビングショップや団体でSNSで発信し続けるという活動をしています。

4月4日の本日は、なんと『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト』チームの担当でした。こんな去年発足したばかりの若輩チームに担当させていただけるなんて、ありがたやーーーーです。

ということで、この日ビーチで拾ったのはこちら。

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サイパンはゴミの分別がないので、空き缶もペットボトルも乾電池もビンも紙もなんでもごみ袋にポイできます。

サイパン生活を始めたばかりの頃は、若干の罪悪感に苛まれましたが、もう慣れましたね。

日本でごみ拾いするにも、ちゃんと分別しないといけなくて、さらに大変そうだなーって思います。

「サイパンなんて分別しなくていいんだから、とにかくちゃんとごみ箱に捨てなさい!」

と声を大にして言いたい。

ビーチクリーンをしていると、こんなのが付着します。

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くっつき虫と呼ばれる植物の種子ですね。サイパンのこれ異常に鋭いときありますので、撤去する際をお気を付けくださいね。ワタシはこの時指に刺さって流血しました。

ナイトダイビングだって、水中ゴミ拾いも可能ですよ!

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日中と違ってライトの範囲内しか視野がないので、いろんな生き物を発見できるように、ナイトダイビングは意外とごみ拾いダイビングにも適していたりします。

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さてさて、さっそく『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2021』の4月調査第2夜のお話。

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調査員はこちらの4名様。(HGDのマユキちゃん、セルフィッシュの野々垣くん、S2クラブの中丸店長、サクラマリンのYumiko姐さん)です。

昨日ワタシはコロナワクチンの1回目の接種をこの日に予約してしまうという大失態をしたためお休み・・・。一生の不覚です。

それでも、タンクを戻しに来たYumiko姐さんが「AKARIちゃん、今日来なくて良かったよ!サメ出たよ。」って言われたので、あぁ神様ありがとう。ごみ拾いを続けて神様ポイントを貯めておいて良かった♪と思ったのでした。

そうなんです・・・。ワタシ、サメ苦手なんです。サメが苦手というより大きい生物が苦手。だから、大きすぎるマダラトビエイとか大きすぎるアオウミガメ、ジャイアントグルーパーと呼ばれる巨大なタマカイもお会いしてもそれほどテンションが上がりません。

昔、サイパンでは相当珍しいジンベイザメにお会いした時も恐怖の対象でしかなかったし・・・、なんならイルカも何回かご一緒に泳ぎましたが心臓はバクバクしておりました。

だから、去年ナイトでブラックチップがワタシのライトの照らす範囲内に出現した時には、もう大好きなナイトなのにモチベーションが急にゼロになり、みんなに帰ろう帰ろうとわがままを言いました・・・。

一緒にタンクを返しに来た中丸店長に

「中丸店長はサメ怖くないんですか??」

と聞くと、

「マユキさんが一緒だったから全然怖くありませんでしたっ!」って。

野々垣くんによると、マユキちゃんはサメを見るなり追いかけて行ったそうで、その証言通りマユキちゃんのくれた写真にはバッチリサメが収められておりました。

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一人でもナイトダイビングに行けちゃうストロング女子・マユキちゃん・・・。

なんだか、ワタシもマユキちゃんがいれば、ナイトダイビングでサメにお会いしてもなんだか正気を保てそうな気がしてきました。

今後も珊瑚プロジェクトの守護神としてのご活躍をお願いします。

さてさて、昨日は待望の下弦の月の前日。

やっぱり、サイパンの海の下弦の月の前日はざわざわしております。

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初日はほぼ小さなプランクトンだけだった浮遊生物も、2日目は我々が「う〇こ虫」と呼んでいるゴカイの仲間が登場しました。

やっぱり、毎日シフトがちゃんと決まってるなんて不思議ですよね。実は潮見表とか持っているのかぁ。

今回注目しているノウサンゴの仲間も去年と同じく大好物の「う〇こ虫」を美味しそうにパクパク食べていたそうで、やはり今回は産卵しない感じのようでした。

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第2夜の特筆事項はこちらです!

天高く舞う緑色の卵塊!

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これなんとタカセガイの放卵のようです。

産む様子はこちらです。


すごいでしょう??まるでジェット噴射のように放卵するんですね!

そういえば、去年もタカセガイの放精を見ましたよね。

やっぱり、下弦の月の前日は何かが起こるサイパンの海なんですよ!

そして、もうひとつ気になる証言が・・・。

昨日もライトトラップをしていたらしいのですが、そのライトタワーの周りにマダラトビエイが俊敏に泳ぎ回っていたんだって!

あれ???

マダラトビエイって水底の砂の中にいる生物を砂ごとモグモグ系じゃなかったっけ??

そんなライトトラップに来ちゃうんなら、マンタのナイトライトトラップみたいなのもできるのか!!??

これができるんなら、また新たなサイパンの見どころができちゃう系かしら??これは、意外とすごい大発見じゃないか!!

今後もライトトラップは続けて行ってみよう。

ということで、第一回調査は2日間でおしまいです。

次回の調査日程は5月1日を予定しております。

人数が集まったら、第2の調査エリアのパウパウビーチも行きたいなー。#調査員求む

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サイパンのダイビングガイドAKARI(SAKURAMARINE)
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