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くるみちゃん、死んじゃったの。

くるみちゃんのお話しを聞いてから、
何日後なのか、何ヶ月後だったのか
忘れてしまいましたが、
ある日の入浴時に、
私がくるみちゃんの事を聞いたんです。

そしたら、娘が真剣な顔をして、言いました。

「くるみちゃんね、かべにぶつかって死んじゃったの」

娘の真剣な表情と、壁にぶつかって?という
シチュエーションに思わず吹き出しそうに
なりましたが、グッと笑いを堪えて
「え?!そうなの・・・悲しいね」と伝えました。

「うん・・・」とやや寂しげな表情で答える娘。

壁にぶつかって、、、と言ったので、
もしや車で交通事故?と思って
「くるみちゃんのお父さんは?」と尋ねてみました。



 「お父さんはね、指を切ってね、死んじゃったの」


とお話ししながら、自分の指を思いっきり切る
ジェスチャーをしながら伝えてくれました。
お母さん、祖父母のことも聞いてみましたが、
みんな亡くなっていました。
(理由は忘れてしまいました・・・)


娘の真剣な顔、悲しそうな顔、唐突な内容。
「こんなわけのわからない話をするなんて」
と言う思いは全くなかったのですが、
どこかで、「娘の空想のお話し」と言う感覚が
少しあり、でも絶対「否定をしてはいけない」
という確信があり、
それ以上追求する事はありませんでした。


次の日か、そのまた次の日の入浴時。


「くるみちゃんね、、、」

と、くるみちゃんのお話しをする娘。
「死んじゃったんじゃないの?」
と尋ねると、


「くるみちゃんね、救急車で病院に運ばれて、
生き返ったの!」と・・・。


何だかいろいろ聞きたいことはありましたが、
何も聞かず「よかったね!」と伝えました(笑)
くるみちゃんのご家族も皆元気なようです。


最後までお読み下さり、ありがとうございました。
次回は、月からママのところにきたよ、です。


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