リトルプレス『ありふれたくじら』の制作プロセス、随筆、うつろいかたちを変えていく思考の記録、などなど。不定期の投稿は、こちらのマガジンにまとめていきます。
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2024年5月の記事一覧
P. 14 | 川村たかし著『ノルウェーから来た鯨とり』を読んで / Note on "Whalers from Norway" by Takashi KAWAMURA
(English follows Japanese) 川村たかし著、『ノルウェーから来た鯨とり』(1979年発行)を読みました。 舞台は明治40年頃の和歌山県・太地。かつて網取式捕鯨の担い手だった太地の鯨とりたちは、ノルウェー式捕鯨を導入した捕鯨会社の捕鯨船の働き手になっていく。伝統として受け継いできた鯨とりをやめ、新しい技術の捕鯨に適応していく人々の葛藤と若者の成長の物語だ。 創作文学として書かれたこの物語に登場する3名のノルウェー人の名前を見て驚いた。その3名の名は