【過去問データ分析】全4,280問から同一・類似問題を抽出(比率分析付き)
応用情報技術者試験は、過去問からの出題比率が高いため、過去に出題された問題を確実に得点していくことが合格のカギとなります。
過去問の重要性は、様々なブログや動画サイトで紹介されていますね。
過去問をひたすら回す勉強方法で、エンジニアでもプログラマーでもない文系営業職の私でも、短期間での独学合格を果たすことができました。
ただし、まじめに取り組むのではなく、最短で合格することを目標に勉強していました。
これで合格できた理由は、この試験が過去問と同一の問題、類似性の高い問題の出題頻度が高いという特徴があるからです。
詳細はそれぞれの記事に書いています。
この勉強方法のメリットは合格できたこと。デメリットは実務的な知識はほぼ身につかないこと。です。
応用情報技術者試験に文系営業職が2ヶ月で独学合格する方法(基本情報技術者試験は不要)
情報処理安全確保支援士に1ヶ月半で独学合格する方法
私はこの試験の特徴を利用することで最短合格できました。
今回、この特徴をIPAのWebサイトで公開されている過去問(午前問題)をもとに、どれだけ同じ問題が出題されているか、また、類似性の高い問題がどれだけ出題されているかを洗い出して、可視化してみました。
具体的な出題頻度が可視化された情報があまり見当たりませんでしたので、このnoteで公開することにしました。
分析結果は、記事の最下にてダウンロード可能です。
データはPDFファイルで、販売価格は800円です。
近年の傾向を見ると、基本情報技術者試験で出題率の高い問題が、応用情報技術者試験の午前問題で問われるケースも多いようです。
そのため、応用情報技術者試験だけでなく、基本情報技術者試験も含めた、平成21年度から令和6年度の過去問午前問題、全4,280問を対象に、同じ問題・類似性の高い問題を分析してみました。
過去問はIPAのwebサイトで公開されているもののみとなります。
試験に頻出する問題や類似問題を可視化し、試験を効率的に攻略するために作成したツールです。
ぜひ、最短ルートでの合格に役立ててください。
ダウンロード可能なPDFファイルの内容
今回のツールは、以下の2つのPDFファイルで構成されています:
1.問題数・比率まとめ
このファイルは、各試験ごとの午前問題の出題数のうち、過去に出題歴のあった問題数と比率、類似性の高い問題も含めた場合のその問題数と比率を示したものです。
以下にサンプルを公開しますが、これだけで多くの試験が同一・類似だけで60%を超えていることがわかると思います。
応用情報(AP)の副産物として、基本情報(FE)もファイル内の分析データ含まれています。
つまり、これらを得点することが合格のカギになるということです。
2.問題一覧
このファイルは、応用情報技術者試験と基本情報技術者試験の午前問題の一覧で、問題ごとに「過去の同一問題」と「類似性の高い問題」を明確にしたものです。
「類似性の高い問題」とは、問題文が微妙に違うだけのもの、非常に似通った内容のもの、同じことを問うているものなどを言います。一問一問精査して作ったので、主観的な部分はあるかと思います。
利便性の点から、問題文のテキストコピーが可能なPDFファイルでダウンロードできるようにしています。
このファイルでは、問題の選択肢と解答は、あえて省略しています。
ご自身で問題を読み、調べることで知識が定着しやすくなるため、問題文のみにフォーカスした構成にしました。
問題一覧は、以下のサンプルのような構成になっています。
このサンプルを参考に実際の試験問題を見てみましょう。
【 出題歴のある問題 】
「令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問16」
「平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問18」
これらの問題の回答はいずれも「エ」です。
見てわかる通り、問題文は同じで、選択肢の並びまで同じです。
この問題を解くために、計算方法を理解するか、とりあえずこの問題文が出たら該当の答えを選ぶか、効率的に得点をするにはどちらを選択すべきと思いますか。
【 類似性の高い問題 】
「令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問41」
「令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問40」
これらは、問題文や解答は違えど、問うていることは同じ(CVEとは何か)です。
片方を知っていれば、両方とも得点できるような問題です。
一つの事例ですが、このような問題を「類似性の高い問題」として扱っています。
「類似性の高い問題」の中には、ほとんど同じ問題と言えるもの(例えば"てにをは"が違うなど)も含まれています。
このような、「過去問と同じ問題」「類似性の高い問題」の出題頻度が高いのが応用情報技術者試験の特徴ではないかと考えています。
効果的なツール活用法
限られた時間の中で効率的に学習を進めるために、以下の3ステップでこのツールを活用することを推奨します。
同一の問題を中心に取り組む
まずは、頻出する同一の問題から取り組むことで、基礎的な理解を確立します。頻繁に出題されるため、これらの問題を押さえることで安定した得点力を得られます。類似性の高い問題に挑戦する
同一の問題に取り組んだ後は、類似性の高い問題に取り組みます。これにより、少し異なる出題形式でも対応できる柔軟な知識が身に付きます。午後問題の読解に取り組みつつ、残りの午前問題を進める
この頃には、知識のインプットはある程度進んでいるので、午後問題の読解に慣れるために午後の過去問に取り組みつつ、残りの午前問題を見ていき、全体的な理解を深めていくと良いと思います。
応用情報技術者試験の午後問題は、シラバスを見てもわかるとおりで、午前問題の基礎知識がベースと言えると思います。
ご利用にあたっての注意点
今回提供する2つのPDFファイルは以下の有料エリアからダウンロードできるようにしています。
興味のある方は、学習の参考資料としてご活用ください。このツールが、働きながらや学業と両立しつつ学習を進める皆さんにとって、少しでも役立つことを願っています。
このツールをうまく使って、効率的に最短合格を目指しましょう。
ダウンロードしたPDFを開く際には Adobe Acrobat Reader DC 推奨です。
未導入の方は、下記リンクから無料でインストール可能です。
Microsoft Edge等でも正しく開けましたが、念のため Adobe推奨としておきます。
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