私の特徴は絶対的なハイトーンボイス。だけどそれが仇になることも多々あるって話。
まずは本題に入る前に先日あげたcover動画のCM版を紹介させて下さい。
↑ クリスマスも近いということで 杏里さん の『CHRISTMAS CALENDAR』をカバーさせて頂きました。
今回、カバーさせて頂くにあたって元曲キーから+6に変更しております。
さて、ここからが本題 → 元曲キーから+6。
え。高音自慢ですか?って思った方いらっしゃると思うのですが、決して自慢ではありません。
もう一回言いますが、自慢ではないです。
でも、自分の歌で武器になる部分はなんですか?と聞かれれば、やはり高音と答えます。
それくらい高音お化けみたいなところがあるので、本当に高音はよく出ます。
なので 高音好きの方には好かれます。
そして 高音が苦手な方には嫌われます、苦笑。
かなりの高音が出るのでスゴイ!!とよく言ってただけるのですが、そうでもありません(あ。でも褒めていただけるのは純粋に嬉しいです、ありがとうございます)。
そんなに高音出る出る言ってるのに なんで自慢じゃないかって?
それは私に限っては低音がめちゃめちゃ苦手だから。
低音というより中音域が苦手。
音域は3オクターブ半出ますが、歌として使えるのほぼ高音のみと自分では思っています。
なので高音が出るからと言って決してスゴいわけではないと思っているのです。
私はもともと変声区(地声と裏声の切り替わる場所)が一般的な女性シンガーの方よりも高い位置にあるために、普通の女性の高音域が私にとっては中音域になります。
なので、その中音域(一般的には高音域と言われる場所)を苦手とする傾向があります。
だからと言って変声区以上の高音を裏声で歌うスタイルでもありません。
で。何が仇になるのか。という話ですが、ずばりっ!!カラオケの音源制作です。
まず、音源を作るときにキーを決めなければなりません。
キーを決めるときは、自分で歌ってみて、一番魅力的に歌えるキーかで決めています(なので、実はやたらめったら高音にしてるわけでもありません)。
何が問題かを端折って言ってしまうと、キーが大きく変更してる時点で雰囲気が変わってしまってる。そどころか、すっごくいい曲だったのに ダサくなります(ダサくなるは言い過ぎだな、笑) あれ?おかしいぞ。と、なります。
原因のひとつに楽器の高音が自分の声と当たってしまうというのがあります。
例えば、ギターのフレーズとあたる。
煌びやかな演出をしてくれる楽器の音とあたる。
あとは、重厚感を出したいのに思ったような重厚感が出ない。
これは単純にもう、キーが上がっちゃってるから当たり前ですね。
オリジナルの音源制作の時も、重厚感は結構苦労してますが、カバー曲の方が大変だと思います(制作時間も とても限られているので)。
オリジナル曲の時は最初とイメージが違っても、カッコよくなってくれれば問題ないのですが、カバー曲ってなかなかそうはいかない。自分の中でもイメージができ上がっちゃってるから。
特にもともとのオリジナル音源が生音で作ってるものはやっぱり大変で、そこにいかに生音ぽく作れるか。その作業も大変になってくる。
音が高いとデジデジ(デジタル)感が出やすい気がする(これは勝手に私が思ってるだけなので確かではないです)。
しかもキーが全然変わっちゃってて、雰囲気がまったく変わっちゃってる。
なので、いかに崩れすぎず、でも私の声とマッチして違和感のない音源にできるかが毎回の課題。
いつかの記事にも書きましたが、音源制作は旦那さんです。
旦那さんはボイストレーナーでもあるので私の声質をよく理解してくれています。
ですから、音源(ミックスダウン含め)はシンガーのことを考えてちゃんと作ってくれます(そういう理由もあって私は絶対に旦那さんにしか音源制作を任せられないのです)。本当に有り難いことです。
で、最近になって理解できたことなのですが、カラオケボックスで歌う時って、自分のキーに合わせて上げ下げして歌うじゃないですか?
私は男性の曲はキーを下げて高く歌います。その下げ方が酷いのでカラオケのコーラスは言うまでもなくスゴイことになる。なので違和感があるのは想像に難くないと思うのですが、これ、キーをあげてる時も同じ原理だったんだな、と、今更気づきました、ははは。
で。いつかはこの問題が解決できる時が来るのか???
答え →変声区の苦手音域の練習をしまくって得意になっちゃえばいいんじゃないの?って話しですね、笑。
そうしたら音源制作、もうちょっと楽にしてあげられるんじゃなかろうか。
でも、これがなかなか難しいのですよね。
本当に変声区って鳴りが悪いし、歌ってて気持ち悪い〜。
っていうか、気持ちよく出せないから避けちゃってるのかも知れないけど。
でもさ、喉って生ものだし、無理してやりすぎると血栓できたり潰れちゃうからなぁ(← ハイ、言い訳)。
なので、武器である高音は仇になることが多々ある。と、いうことが言いたかったのです。
あ。でも私にとって高音は武器でもあるから もっと磨いて貫きます、笑。
最後までお読みいただきまして ありがとうございました。
それでは まったね〜!!