イマーシブフォート東京に行ってきたよ

2024年3月4日月曜日、3日前にオープンしたばかりのイマーシブフォート東京に行ってきた。



平日価格で9800円。
入場料6800円+アトラクションチケット3000円。


高いなーと思ったのだけど、逆にこれだけオープンして間もないものをネタバレなく見えるのはそうそうない機会と思い、行ってきた。
舞台のチケットより安いし……
普段、2.5次元をはじめ、所謂推し俳優の出る舞台を見に行く層の観劇オタクの感想です。

ザ・シャーロック

このために行った。
ネタバレ一切厳禁なので、内容には触れないが……

観劇オタク、特に19世紀ロンドンというワードに惹かれるひとはぜひ行くことをおすすめする。

最新のアトラクション施設なので、てっきり最新技術で殴ってくるかと思った。
違うの違った全然違った。
そこに「シャーロック・ホームズ」がいて、私は確かに「ベーカーストリート」にいた。
そんな感じ。
ただ、根性と体力がめちゃめちゃいる。体験したアトラクションの中でも段違いで体力が必要だった。
好きな登場人物を追いかけてね、ってことだけど、そりゃみんなシャーロックホームズもしくはワトソンを追いかけるじゃないですか。
その混雑に耐えられるか?そしてあのめちゃめちゃ行動力のあるシャーロックを追いかけるんですから……察して。

シャーロックとワトソンにお出迎えされる

パーティ・フェスタ

生演奏のダンスと音楽のショー。
観客巻き込み型で、広場にいたら普通に見える。
陽気な音楽と素敵な歌声と楽しいダンス。
途中で観客を巻き込んで、一緒にペアダンスさせられるかもしれない。
そう、地方のテーマパークでも見られる感じのショーです。
私は地元岡山県の「鷲羽山ハイランド」でサンバに巻き込まれたことを思い出した。ブラジル人のダンサーに踊ろうぜ!とステージに連れて行かれた思い出だ。
ただ、観客を乗せるのが非常に上手かった。
リングライトつけて楽しめるし、海外アーティストのライブのようにスマホのカメラのライトでもよかった。家から持ってきていいならたくさんあるよ!

ザ・キャバレー

食事をしながら楽しめる、ちょっと大人なショー。
キャストさんはパーティ・フェスタと同じ方々だったけど、こうも雰囲気違うかと。
1000円のパスを買うと、舞台真ん前のテーブルに座れる模様。
ここでも観客をダンスなどに巻き込む。
一番いいなーと思ったのは、シャンパンタワーにてっぺんから注がせてもらってるお客さんがいたこと。
歌舞伎町で万札突っ込まなくても、シャンパンタワーが体験できるって、めちゃめちゃ良くない?
食事は大変高くついたが(1品2000円超えで、一番高いメニューは2600円だった)、ショー料金含むと思えば、まあ。
外からでも見ることはできるが、中に入って飲食しながら見るのがおすすめ。だってキャバレーだもの。
あと、ドリンクにアルコールがあるけれど、ほろよいしか飲めないレベルの人にはちょっと強いかもしれない。そんな人はテーマパークでアルコールは頼まない?そうかも

チキンのプレートと黒い苺のドリンク(ノンアルコールがあります)

推しの子 イマーシブラリー

ただの謎解きかと思ったが、謎を解くとイベントの時間を教えてくれるので、その時間に指定の場所に行くと参加できる。
気になる人は早めに解くことをおすすめする。私はのんびりしていて、最後の回にギリギリ間に合った。
推しの子がちょっとでもわかれば、楽しい。わからなくても、結構楽しいと思う。
演出がすごいというより、みんなでオタ芸含む振り付けを練習して、本番を迎えるという感覚がよかった。イベント少し前の時間から、キャストさんが観客に振付を教えてくれる。
アニメでおなじみのB小町の「サインはB」
10分15分回りにいる他のお客さんとひたすら練習しているので、一体感がすごい。
これはノったもの勝ち。同じ阿呆なら踊らにゃ損する。

ジャック・ザ・リッパー

ホラーやお化け屋敷が苦手な人は、絶対行かない方がいい。
一緒に行った友達がホラーがダメだというので、ひとりで行った。私もホラーが大嫌いだが、ジャック・ザ・リッパーは大好きなので行った。
ホラーが苦手とはいっても、幽霊やゾンビという存在が苦手なので……ジャック・ザ・リッパーは人間っていう設定だし。
……いや、めちゃめちゃこわいな!!?
6人1組で、一本の取手付きのロープを握って進むことになっている。
なので、前の人が躊躇して進まないと、最後列の人が怖い思いをするので、ビビリの人は真ん中が良さそう。私は真ん中だった。
次参加するなら、絶対一番前を取りたい。

イマーシブ・ストーリーズ

テーマはヘンゼルとグレーテル。
ヘンゼル・グレーテルストーリーと魔女ストーリーに別れて進む。
もとのお話はわかっていたので、魔女ルートに進んだが、かなり脚色されており、なんとなくディズニー映画好きな人が好きそうな感じだった(偏見
追加料金なしで楽しめるので、まあまあ混んでた。

飲食について。

ドルチェヴィータ

ふつうに可愛くて美味しいスイーツのお店。小さめのパフェ1200円。
特に何かが起きるわけではない。

東京リベンジャーズ「喫茶フラワー」

これまでいろんなコンセプトカフェに行ってきたが、こんなコラボカフェ初めてだが!!?
とりあえず、店員さんがいきなりタメ口でびっくりしたけど、カーサ・ディ・ペロー二という別のレストランがお客が全員常連というコンセプトなのを知っていたので、同じような感じなんだなと全て受け入れた。
コラボメニューもあるけど、歩き疲れてゆっくりしたかったので普通のコーヒーを頼んだ。500円。
中に入ってびっくり、各席に特攻服が置いてある。自由に着ていいらしい。
内装も、まあところどころそれっぽい飾りしてある程度かと見くびっていたら、


特攻の拓、湘南純愛組…そして、

1992年のマガジン!!?

なんかもう、この本気度に痺れた……
よくよくBGMに耳を傾けると、ジュディマリそばかすや猿岩石だったりもして。
妙な選曲だなと思ってたけど、あえての懐メロだったのか……(この2曲を懐メロと呼んだ瞬間、私の中の何かが傷ついた)

まとめ。

  • 全て自分の足で歩いて回ることを前提にした施設なので、靴はスニーカー一択。ザ・シャーロック行くなら尚更。

  • 荷物は極力少なく……なんならスマホショルダーだけでもいいくらい。特にザ・シャーロック行くなら尚更。

  • 飲食店はくそ高いが、それもアトラクションのうちだったりするので……

  • おみやげもののクオリティが高い。値段も高い。クッキー缶1900円でした。

  • かなりキャストさんが盛り上げてくれるので、それにノれると最高に楽しい。羞恥心は東京湾に捨ててくるべし。

なにせまだオープンしたばかりなうえ、最新技術ではなくかなり人力頼りなので、逆にこれからの進化が期待できると思ってる。
でも、ザ・シャーロックは既にものすごいクオリティです。どんだけ推すんや、ってくらい推します。

個人的には、年パス作ってほしいです……ザ・シャーロック通うんで……

余談。
A3!という劇団ものの女性向けスマートフォンゲームで、昨年イマーシブ型演劇をテーマにしたストーリーがあって。読んでもなかなかイメージが湧かなかったのだけど、今回、よくわかりました。
ただ、これを推しの俳優とか劇団でされると、地獄、って思った。
リアルで、私の推し筋ではないと思うけど……


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