桜島ミュージアムって何をしているの?
こんにちは。桜島ミュージアムの福島です。
今回は、NPO法人桜島ミュージアムがどんな事業をしているのか、紹介していきたいと思います。
桜島ミュージアムとは
桜島ミュージアムとは、桜島をまるごと博物館と考え、現地で本物を見て、楽しみながら学べる地域をつくろうと活動する観光まちづくり団体です。
主な6つの事業を紹介します。
1.桜島ビジターセンターの管理運営
2009年から鹿児島県の指定管理者として桜島ビジターセンターを管理運営しています。
様々な工夫とチャレンジをした結果、運営開始から5年後には入館者が約2倍の12万人まで増えました。館内に新たに設置したミュージアムショップには、スタッフがセレクトした桜島らしいグッズが並び大変人気です。オンラインショップでも購入できます。
このようにNPOが指定管理者となることで、公共施設を上手に使うことができる良い例を示すことができたと思います。
2.体験型観光の総合コーディネート
桜島の魅力を伝えるプロのガイドとしてガイドツアーや体験プログラムを行っています。
また、修学旅行向けの体験プログラムの提供、コーディネートを行っていて、多いときは年間5,000人くらいの生徒さんたちを受け入れています。
その他、着地型観光の企画・コーディネートも行っていて、「桜島まるごと体験フェア」というイベントを実施したことがあります。
3.桜島椿油のブランド商品化
あまり知られていないのですが、鹿児島県の椿油の生産量は全国3位で、そのほとんどが桜島産です。
しかし、これまでは地元で消費される程度でした。そこで、「SAKURAJIMA TSUBAKI 」ブランドを立ち上げ、新しいパッケージの作成や商品開発、オンラインショップ、販路開拓などを行い、桜島の新しい産業の一つになることを目指して活動しています。
森林資源の保全、地元の雇用、地域福祉(種を拾って健康な人が増える)にも貢献できればと思っています。
4.その他、まちづくり活動など
桜島が面白くなること、住みやすくなることなら何でもやる!というスタンスで色々なことにチャレンジしています。
例えば、設立以来15年間ずっと地元中学校の総合的な学習の時間をサポートしています。
桜島のファンを増やそうとポータルサイトをつくったり、イベントを開催したり、本を出したりもしています。
人と人をつなぐお手伝いもしていて、大学生のインターン、地域おこし協力隊、移住、イベントしたい人、起業したい人などなど、桜島に関わるすべて人の力になれればと思っています。
5.ジオパーク
ジオパークとは、大地と人と自然の「つながり」を感じ、楽しみながら学べる地域のことです。また、大地の資源を活用して、みんなで面白い地域をつくっていく活動でもあります。
桜島ミュージアムのこれまでの活動とほとんど同じコンセプトなので、スムーズに行政と合流することができました。行政との協働によって、これまでNPOだけではできなかった様々な事業が実現しています(看板やパンフレットの整備とそのデザイン戦略。行政と住民・事業者等が対話を中心にプロジェクトを進める環境・場の整備など。)。
6.カフェ事業
桜島港フェリーターミナルが新しくなったとき、飲食店の募集をしていました。桜島の玄関口である港をにぎやかにしたい、観光客と地元の人が交流できる場をつくりたい、という想いでテナントに応募しました。
クラウドファンディングで資金を集め、多くの人に関わってもらうことで、みんなに愛されるカフェを目指しました。
カフェは、単に飲食の提供をするだけでなく、地域の人が語り合ったり、イベントしたり、何かが生まれるような、家でも職場でもない居場所のような、『場』を提供する役割もあると思っています。地元の人がカフェでおしゃべりしているところに観光客が来て仲良くなり、「一緒にみかん畑に行ってみない?」というような場になったらいいなぁと思って営業しています。
以上、桜島ミュージアムが行っている主な6つの事業の紹介でした。
桜島ミュージアムは、
・人を惹きつける地域の魅力と価値を発信しつづけ、オリジナリティあふれるコンテンツで、桜島のファンを増やします。
・桜島に関わる人が、心と暮らしの豊かさを感じられる地域を目指します。
今後ともよろしくお願いします!(^^)