12サインと恒星シリーズ(2)

蠍座:水サイン、固定宮
 
蠍座期のヒライアカルライジング

乙女座のスピカが全期に渡ってヒライアカルライジングになります。
この星はロイヤルスターではありませんが、このエリアで最も明るい星です。スピカは麦の穂を意味しています。非常に古い星座であり、長方形でバビロニアでは畑のうねを表していました。もともと乙女座は農業と深い関連があります、古代において農業の技術は新しいテクノロジーでした。スピカは女神からの贈り物、天与の才能、知識、高い美意識を意味しています。分野は問わず、優れた才能を表しています。秋の収穫が終わった時期、芸術や技芸に親しむことを象徴しています。この時期、ヒライアカルセッティングはアルフェラッツ、ミラク、ハマルと変化します。
 
射手座:火サイン、柔軟宮
 
射手座期のヒライアカルライジング

最初は乙女座のスピカがライジングスターです。才能、高い美意識を意味しています。豊かさを象徴する幸運の星です。
12月の初旬から蠍座の心臓部分にあるアンタレスがヒライアカルライジングになります。この星はロイヤルスターです。強迫的な情熱と栄光を表していますが、テンションが高く、極端なので周囲の人へ配慮することが必要です。また、生と死の経験を乗り越えてからの成功となります。過剰な集中力をうまくコントロールすることが必要でしょう。クリスマスから冬至の時期の華やかさ、テンションの高さを象徴するような星です。もともと蠍座は冬至に近づく時期の星座であり、地下世界への入り口、境界線を意味しています。
 
山羊座:土サイン、活動宮
 
山羊座期のヒライアカルライジング

最初はアンタレスがライジングスターになります、強迫的な情熱を表します。
冬至が過ぎると、蠍座のしっぽに位置する星雲、アキュレウスがライジングの星です、この星は鋭い攻撃、有益な批判を意味しています。闘うことで強くなることを表しています、自分から鋭く攻撃することもあるでしょう。
大晦日ごろから射手座の顔に位置するファーシーズがライジングとなります、この星は鋭い洞察力、他者を気にかけずに行動すること、攻撃を意味しています。
年明けには蠍座の星雲、アキュメンがライジングになります、蠍の毒針を象徴するような有害な批判を意味しています。1年で一番寒い時期にふさわしい、強靭さを意味する星です。
 
水瓶座:風サイン、固定宮
 
水瓶座期のヒライアカルライジング

蠍座のアキュメンから開始です、北半球は寒い時期が続き、それに対応するような困難と闘う強さのある星です。蠍の尻尾、針の部分には他にも星がありますが、星雲であるアキュメンが選ばれています。遠くの星雲の異質なエネルギーが特別な意味を持つのでしょう。
2月の初旬から射手座の足にあるルクバトがヒライアカルライジングになります。この星は安定性、不変性を表しています。攻撃的な射手ですが、足は強靭で安定性、着実さを表します。融通が効いてバランスが取れている、分別があると解釈できます。
短期間、山羊座のデネブ・アルゲディがライジングになります。この星は立法者、秩序を守護することを意味しています。
 


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