ヘルクレス座ラス・アルゲティ
ヘルクレスまたはヘラクレスと呼ばれるこの星座は
ギリシア神話の英雄です。
北極点、おおぐま座、りゅう座に向けてひざまずいて祈っている人物です。
彼は神に敬意を表しており、祈りを捧げています。
「崇拝すること。」がこの恒星の本質です。
ラス・アルゲティが象徴しているのは
自然のリズム、聖なる北極圏への崇拝です。
個人よりも大きなものにしたがうことを表しています。
自然界の秩序、創造の法則への関心を示しているのです。
地上的な意味では「他者を崇拝する。」ことも表しています。
いわゆるファン活動ですね。
適切なファン活動(推し活)とはどんなものなのか、考察してみます。
自然崇拝、秩序、神への崇拝はその聖なる存在に対して一体化し、
信仰を人生の目的とすることは問題が無いように思えます。
しかし、ファン活動(推し活)の場合、対象は人間です。
対象は自己と同じ次元の人間であり、
ファンの望む姿はアバターであることを忘れてはいけないと思います。
ヘルクレスには十二の試練がありました、
ファン活動にも試練があるのかもしれませんね。(笑)
推し活における十二の試練を考えてみました。
1 .崇拝する対象は人間であることを忘れないこと。
2. 崇拝しても他者なので一体化、依存しすぎないこと。
3. ファン活動が現実の生活に悪影響を与えないように努める。
4. バンドTシャツ、グッズを買い過ぎないこと。
5. チケットの入手に関して平常心でいること、自分を信じること。
6. 同一音源、本などを大量に買わないこと。
7. 自分の無理のない範囲で活動し、他のファンと比べない。
8. 健康や財政状態に悪影響を与えるようなファン活動はしない。
9. 対象が期待外れな活動をしても攻撃しない。(他者なので)
10. ファン活動、推し活を止めるときは黙って去ること。
11. 関心のない人に無理やり好きなバンドの曲を強制しない。
12. ライバルなど、他のバンドの悪口を(表立って)言わない。
(4と6は同じように見えますが、6は同じ商品の複数買いなので
本質的なニュアンスが異なります。)
神や自然だったら一体化して信仰してもいいと思いますが、
相手が人間の場合はいろいろ注意が必要かと思います。
距離感が大切です。
実は、試練は十二個以上あるかもしれません。
明るく適切な推し活をしたいと思っています。