りゅうこつ座:カノープス(2)
カノープスのヒライアカルライジングの時期を調べていて
疑問が出てきました。
通常、ライジングスターは太陽の直前に出現する星で、
太陽の近くにあることが多いです。
例えばアルファードは乙女座の初期の時期の
ライジングになりますが、黄道上の度数は獅子座27度であり、
乙女座の太陽の近くというのは納得できます。
カノープスは、黄経蟹座15度付近にあります。
シリウスと同じぐらいの度数です。
なぜ太陽から遠い度数のカノープスが
ライジングスターになるのか?
夜空の映像でチェックしました。
下記の図をご覧ください。
黄道からかなりずれた地平線にカノープスが見えます。
このケースもヒライアカルライジングになるのです。
北緯35度のケースですね。
下記は北緯38度の図です、カノープスは
地平線の下にあり、出てくることはありません。
北緯37度以北ではカノープスはヒライアカルライジング、パランの
両方で使用しません。
カノープスは緯度だと黄緯75度にあり、かなり低いエリアに
ある恒星です。
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