アンドロメダ座の恒星
神話では、アンドロメダ姫は手足をしばられ、
くじら座ケートスに食べられようとしています。
そこに通りかかった王子ペルセウスは
メデューサの首をつかってくじらを石に変え、
アンドロメダ姫を助けます。
そこには囚われの姫君とそれを助ける英雄、怪物という
古典的な神話的元型があるのです。
天空の姫君、アンドロメダ座には2つの星があります。
アルフェラッツとミラクです。
両方の星は北半球ではヒライアカルセッティングの星となります。
アルフェラッツはアンドロメダ姫の頭部にある星で、
ペガスス座のお腹の部分でもあります。
アンドロメダ座とペガスス座の共通の星です。
ブレイディ解釈では女性と馬の象徴が混合しており、
スピードと自由を象徴しています。
この星は天空の高いエリアにありますが、
太陽をはじめとした色々な惑星とパランになります。
アルフェラッツとパランしている惑星は
冒険と自由、そして独立心、スピード感が加わっています。
もう一つのアンドロメダ座の恒星はミラクです。
こちらもヒライアカルセッティングの星になります。
ミラクの方が天空の姫君の本質を分かりやすく表しています。
この星が象徴するのは、受容性、巫女性です。
他者を受け入れる用意ができていて、
外からの要素を受けとり、よい物にしていく力を持っています。
美しいものと芸術を好み、ダンスの名手でもあります。
数少ない幸運の星でもあります。
古典解釈では金星、火星、月と似ているとされています。
美しさ、明るい精神、親切で愛情深い、寛大であり、
結婚運が良いといった意味があります。
天文学ではアンドロメダM31星雲が有名です。
アラビアでは既に10世紀ごろ、星雲として認められていた記録があります。
観測できる最も遠い天体とされています。
アンドロメダというとはるか彼方の遠い場所というイメージがあります。
古典解釈では星雲として解釈されており、
困難や目のけがなどを意味しています。
星雲は太陽系銀河とは異なる別世界なので、
もう少しロマンがある解釈をしてほしいものだと思います。