🌧休むこと🌧

わたしへ、しっかり休もうね。

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ようやく行けた実習だった。みんなは自動的に行ける実習を、私は何回も何回も抗ってようやく行けるようになった。絶対に保育者になりたかった。

努力すると決めた。学んだこと、培ったこと全てを子どもたちに還元すると決めた。

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スペックが低いなりにがんばっていたんじゃないかなぁと自分でも思う。大の苦手なピアノは、課題曲2曲を目をつぶって弾き歌いできるようになった。練習のし過ぎでピアノの先生に心配された。

土日も大学に行って、子どもの発達を勉強した。子どものことをたくさん知りたかった。絵本を借りて、何回も読む練習をして、読み聞かせを動画に撮った。

クリアファイルシアターを1つ、スケッチブックシアターを3作品作った。画用紙手品を7つ作った。見にくかったから全部作り直した
。深夜の0時から早朝7時までぶっ続けで作業したこともあった。

私は運動もピアノも不得意で、誰よりもできない。だからその分、作り物や表現の分野で、還元したかった。

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そうして迎えた3週間の幼稚園実習。以前基礎実習をさせてくださった園で、この園で実習できることがとても嬉しかった。

子どもたちはかわいくて、先生は反省会にたくさんお時間を割いて頂き、私のとんでもない量の質問に答えてくださった。

1週目はなんとか乗り切った。そして責任実習の準備がまだだったことに気づき、週末は作品作りに追われた。

2週目がだめだった。気を遣い過ぎて、体を酷使し過ぎて、無理が祟ったのだと思う。動けなくなった。週の半ばだった。

泣きながら園に電話をし、実習担当に電話をしたけれどつながらなかった。

そこから紆余曲折あり、実習打ち止めの話が少しだけ出た。｢絶対嫌だ。できる。やりたい。｣と動けない体で電話口に意思表示をした。

その日はあれから動けず、水分補給をしようと立ち上がったが、頭から倒れた。やっとこ水を飲んだら、嘔吐した。胃液が出て苦かった。

それから寝て、体はなんとか動けるようになったため、大学へ行った。幼稚園からは実習打ち止めにはならないけれど、週明けまで休みなさいとの指示だった。

飲むタイプのゼリーを飲んだ。お腹下した。結局、40時間絶食。

その日はたくさん泣いた。心が壊れてしまったんだと思った。実習だけが原因じゃない。他にもたくさん。とてもとても疲れてしまった。

その次の日、大学のカウンセリング室に行った。

｢あなたみたいな人が子どもに関わってくれて子どもたちきっと幸せだと思うな。｣って言ってくれて泣いた。状況は何も変わっていない。だけど、優しい目だとか気遣ってくれるあたたかさが嬉しかった。

そしてその次の日は作り物をした。終わっていなかったんだよ。

そして今日、ようやく休めた。何もしなかった。作り物はまだ残ってる。だけど今はもうやらない。休むって決めたんだ。

かわいいチョコレート、久しぶりにやった趣味の編み物、生産性もへったくれもない、のんびりとした時間。

本当はこんなことをするよりも、幼稚園教育要領や、保育所保育指針を読み込んだ方がいい。そんなことはわかってる。

でも休まないといけないように思った。体を壊したら本当に何もできない。それを身に染みて感じた。

何もしないを大切に、自分を労るために休むこと、それを社会人になる前に知れて良かったと心底思った。

大丈夫。ゆっくりでも、進んでいこう。