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「鎌倉時代の鎌倉」の秋の宴を、完全再現いたします。

10/13に、武士の祝膳である武家膳料理と、武士の前で歌舞(うたまい)を演じる女性の芸能者,白拍子(しらびょうし)をご覧いただき、みなさまをおもてなしの一旦を担いたく思います。
 武士は、文字通り戦いの末、朝廷から権力を譲り受け、武家社会を築いてゆきました。戦闘に備える者たちの日常は、武芸武術に励み、質素な衣食住生活を自らに課すものでした。しかし、いざ来賓をもてなすとなれば、通常では使わない食材を用い、また歌舞音曲を奏し、どのように振る舞うべきかも心得ていました。
 同じく、戦いに明け暮れる中でも、教養と知識を身につけ、自らの支配地を文化都市として成長させていくことが、経済的にも必要であることがわかっていました。
 平安朝の宮廷文化を知っている歌舞人(うたまいびと)がいれば、それがどのようなもので、どのような文化や歴史によるものかを、常に知識として吸収したかったのです。
 ましてや、当時の最高の歌舞手と言われた白拍子、静の歌舞は、知識や教養を得ることに躍起になっていた武士たちにとって、なくてはならない、聴かなくてはならないものだったのです。
 このようにして、自分たちの教養を高めることを追求し続けた武士たちの向上心が、鎌倉の文化を見事に花を咲かせたのです。
 彼らの武芸武術、流鏑馬や剣術と共に、白拍子から見出された音楽の形式、早歌(そうか)、延年(えんねん)などが生まれ、そこから能が完成してゆきます。気迫を込めて歌い、笛を吹き、鼓を叩く。緊迫感を忘れることなく日々を暮らす武士たち。どうぞ「大盤振る舞い」と言われた祝膳をお楽しみ下さい。
 この鎌倉の鉢の木で是非、鎌倉武士の文化に身を置く一日となりますことを願い、僭越ながら演奏させていただきます。

みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

桜井真樹子

■出演
白拍子:桜井真樹子
能管、篠笛:田中傳十郎
大鼓:望月左太寿郎
銅拍子:望月左太助

■特別公演「武家膳と白拍子」 公演概要
主催 まきこの会 / 後援 鎌倉鉢の木
●日時:10月13日(金)16:00開場16:30開演
※ご予約はいよいよ10/10まで!
●会場:鎌倉鉢の木
●住所:神奈川県鎌倉市山ノ内350(東慶寺・浄智寺そば)
●アクセス:https://www.hachinoki.co.jp/access.html(JR横須賀線 北鎌倉駅徒歩4分)
●料金:19,800円(まきこの会 会員18,000円)
●ご予約:まきこの会チケットサイト

https://www.sakurai-makiko.com/blank-6/bukezenryoritoshirabyoshi


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