松山大学で注目して欲しい選手
今回は四国地区大学野球リーグを優勝し、全日本大学野球選手権の出場権を獲得した松山大学で、ぜひ皆さんに注目して欲しい選手たちを紹介します。
と、いっても自分は広島に住んでますし、加えてこのご時世ですから、球場で観戦したことはありませんしそこまで詳しいかと言われると…って感じですね。
あまり知られていないかもしれませんが四国地区大学野球連盟はYouTubeで試合を配信しておりまして、東都ほどのクオリティはないですが実況もついてます。こんな記事を見るよりはそっちの方が信憑生がありますんで見てみてね。
あと一球速報サイトもあるのでそちらで選手の成績も確認できます。(が、そんなに記録が正確じゃなさそうなのでご注意下さい)
それでは始めていきます。
特に順番に意味はないです。ポジションはリーグ戦で主に座ってたとこ。
・越智伊吹(1年・済美・DHor一塁・右投/右打
済美では1年夏に甲子園出場。山田と共に強力打線を引っ張った。鵜久森から始まる済美伝統の体格の良い右の大砲。
正直高校時代「木製になったら苦労するだろうなぁ」と勝手に思っていたが、開幕戦から4番に抜擢されると段々と木製に適応し、最終的には打率3割弱を記録。打点もチーム最多タイ。
神宮での1発に期待したい。
・山田響(1年・済美・外野・右投/右打
1年夏から甲子園で躍動した愛媛の怪物スラッガー。東都1部や東京六大学も狙える選手だと思っていたが、松山大に進学。
越智と共にさっそく7番レフトで機会をもらうものの、なかなか今季は結果を出せなかった。(打率1割前半)
まぁ1年春はみんなそんなもんである。青学の佐々木とかがバケモノ過ぎるだけ。
しかし筆者は信じている。坊っちゃんスタジアムで公式戦5本ものアーチを描いたこの打者の覚醒を。
・大西立真(3年・大手前高松・中堅・右投/左打
小柄ながら今季打率5割越えを記録したヒットメーカー。出塁率はかなり高く三振もほぼしておらず更には7盗塁という完璧ぶり。
松山大打線で最も警戒すべき最強の2番打者。
・朝比奈幸司(2年・松山工・外野・右投/左打)
高校時代から卓越したバットコントロールを魅せていた好打者。木製になっても衰えず今季は打率3割中盤をマーク。高校時は遊撃手だったが、後述する古森の活躍もあってか外野へ転向した。打順は5番。4番の越智が返せなかったランナーを返すバッティングに期待大。
・古森響太(3年・小松・遊撃・右投/右打
1年秋に首位打者を獲得した巧打者(高校時代はほぼ知らなかったのでそのときは驚いた)。
2年秋、そして今季も好成績を残した頼れるリードオフマンである。
・合田涼真(1年・明徳義塾・二塁・右投/右打
松山大のスーパールーキーは越智・山田だけではない!明徳義塾で三塁手としていぶし銀の活躍を見せていた合田も進学。木製をそれほど苦にせず9番ながら打率は2割中盤を記録した。
・菊池来樹(3年・宇和島東・投手・左投/右打
今季6先発5勝無敗。松山大の大エースである。
宇和島東時代はダブル長身左腕エース(もう1人は創価大で活躍している内田健太)として名を馳せていたが、夏は今治西に初戦敗退。
松山大では1年秋から先発するようになると、いきなり4勝し最多勝を獲得し、その後も安定した成績を残している。
長身から投げ下ろすキレのある真っ直ぐが持ち味。中継の映像では正直球速がどれくらい出てるのか分からないが、最速は140キロを超えてそう。1年秋は多かった四球も徐々に少なくなってきているがコントロールが良いというタイプではなく、奪三振率も高くはない。
初戦の関西学院大戦での出来には注目したい。
・舩田清志(1年・宇和島東・投手・右投)
松山大のスーパールーキーは越智・山田・合田だけではない!2年夏には和田(現・九共大1年)と共にダブルエースとし甲子園に出場。
3年の夏はコロナもあって明らかに調子を落としていたが、松山大で再び復活!
5試合でリリーフ登板し防御率は0点台。三振はイニングとほぼ同数だが四死球はやや多めか。
先発が予想される菊池が打たれた場合、どれだけカバーできるか注目。
めちゃくちゃ雑ではあるが紹介はこんな感じ。まぁ1人も松山大の選手知らない方向けの記事だから許して。
読んでくれた人なら分かるだろうが今年の松山大は「若さ」と「打」がウリのチーム。
2.3年に巧打者が揃い、更にそこに1年の強打者が加わった、化学変化の打線を見てほしい。
対して松山大の初戦の相手は関西学院大。
今年のドラフト上位候補である剛左腕、黒原を擁する強豪チームである。もちろん黒原以外にも好投手が揃い、打ち崩すのは容易ではない。
というかそれ以上にエースの菊池がどれだけ関学を抑えられるかに全てがかかっているだろう。厳しい戦いであるのは間違いないが、なんとか善戦してもらいたい。