私が今もiPhone8を使うたった一つの理由
唐突だが、私が今使っているスマホはiPhone8である。
調べてみると、iPhone8が発売されたのは2017年の9月。もちろん発売直後に買えたわけではなく、たぶんその2・3年後くらいに買ったのだと思う。コロナの年にはもう使っていたような気がする。つまりもう4・5年ほどこのiPhone8を使い続けていることになるが、実は、私がiPhone8を使い続けているのにはたった一つ、大きな理由がある。
今のiPhoneにはもう付いていない(らしい)ホームボタン、大きすぎず小さすぎず、手の小さい私でも使いやすい大きさ、他の機器の充電には使えない唯一無二のライトニングケーブル。──理由はそのどれでもない。
”iPhone8を使っているときにその倍のiPhone16が出たらなんか面白くない?”
たったそれだけの理由である。それだけの理由で、私は今でもiPhone8を使い続けているのだ。
このnoteに書くまで、誰にもこのことを話したことは無い。たった一人で「私、iPhone16の半分のiPhone8使ってるやん。おもろ」って楽しむためだけに、iPhone8を使っているのである。我ながらちょっと変かもなあと思う。
とはいえ、決して無理してiPhone8を使い続けているわけではなく、画像が粗いということもなければ容量がパンパンで写真が撮れないというわけでもない。本体代は購入時に払った5万円だけだから、残債があるというわけでもない。機種変更する理由が無くて惰性で使い続けているうちにある時iPhone15が発売されて、そのうちiPhone16が出るまでiPhone8を使えるのでは?と思いついただけだ。全然使えるし、数字が二倍違うとはとても思えない。そして今日、ついにiPhone16が発売される。別にそれでiPhone8が使えなくなるわけではないし、機種変更したいという欲求もない。ただただ、自分のスマホを見るたびに「もうiPhone16が発売されている時代にiPhone8使ってるやん、おもろ」とちょっと楽しくなるだけである。後は、たまに友達に会ったときに、「私のスマホ、まだホームボタン付いてるんだよね」って言って微妙な笑いを取れるだけ。たったそれだけだけど、ちょっとの楽しみのために私はまだまだiPhone8を使い続けるだろう。
なんだか、以前よりもMy iPhone8に愛着が湧いてきてしまった。
さすがにiPhone24が出るころには私のiPhoneも二桁になっているだろうか。