ペットショップで売られている「犬種」の定義が崩壊している。
あるホームセンター内のペットショップでショーケースに入って売られているワンコたち。この販売手法にも問題はあるけどそれはまた別の機会に書くとして…。
「純血種」として紹介されているチワワやトイプードル、ヨーキー(ヨークシャーテリア)らはいずれも規格外。明らかにスタンダードから外れ、どの子も大きい。それなのに結構な価格をつけている。
今はミックス犬が流行っていたりして前提で購入、可愛がることには全く問題ない。というか、むしろ個性があって良かったりもする。
けど、純血種として相応の値段設定をして販売していることには疑問を感じる。スタッフはどのように説明しているのだろうか?本人たちも知らないまますすめているのだろうか?
そもそも、ある犬種のブームがやってきたとしても、物とは違い簡単に増やすことはできない。仮にその犬種ばかりが一気に陳列されたとしても、それは無理な繁殖をしているからに他ならない。
先日、長野県松本市で約1000頭の犬を飼育していたという繁殖業者の経営者たちが逮捕されたという痛ましいニュース。このような悪質ブリーダーが「無理な繁殖」をしている張本人だったりする。
流行りに流されず、我が家にあった犬種選びを一人一人が行えばこのような不幸なワンコは着実に減っていく。これから犬を飼う人は是非ともその現実を踏まえ子犬選びをしてほしい。