【都議でも!自民党会派20人 パーティ券裏金疑惑 懲りない奴ら 上脇教授刑事告発から さらに都連でも】
2024年12月11日の東京新聞の記事によると、東京都議会の自民党会派で裏金疑惑が浮上していることがこれまでにわかった。
裏金をプールしていたとされるのは政治団体の「都議会自民党」。
政治資金パーティーで販売ノルマを超えて都議が集めたパーティー券収入を政治資金収支報告書に記載しない運用をしていたことが発覚。
過去5年間において20人ほどの集金分が確認出来なかったとされており、不記載金額で100万円を超えるような都議も複数いるとのことだ。
〈不記載、慣習として続いてきた〉
自民関係者複数によると、都議会自民党の政治資金パーティーでは、現職都議1人につきパーティー券1枚2万円、50枚計100万円分の販売ノルマが課せられていた。
しかし超過分の収入を都議会自民党に納めず、中抜きする形で都議自身の懐へ。
超過分の収入は都議と都議会自民党のいずれの収支報告書にも記載せず、裏金化していた可能性がある。
〈またもやバンダナ上脇教授の刑事告発から〉
過去2回のパーティーにおける一部不記載があったとして、神戸学院大の上脇博之教授(66歳)が今年1月東京地検に刑事告発した。
既に東京地検特捜部が都議会自民の関係者から聞き取りを進めている。
都議会自民党は、自民派閥の裏金事件を受けて政治資金規正法違反(虚偽記入)の公訴時効が成立していない、過去5年間の資金パーティー2回分について独自調査。
都議会自民党の収支報告書によると、2019年12月と2022年5月に政治資金パーティーが東京都新宿区のホテルで開催。
記載された収入額は提出時点で2019年が6246万円、2022年が6112万円だった。
聞き取りなどの結果、不記載は当時の都議も含めて20人ほどで、総額100万円を超える都議も複数いたという。
現在、所属都議は30人である。
〈上脇教授はさらに都連も告発〉
「上脇教授は都議会自民だけでなく、東京都連が主催したパーティーについても告発している。
都連には都議以外に区議や国会議員が所属している。
基本的にパー券を大量にさばけるのは在職期数の長いベテラン議員だ。一方知名度の低い区議員や都議員はノルマ分をさばくことができなくて借金して支払っていたという。
それを受けて、自民党東京都連は12日、2023年までの2年分の政治資金収支報告書で、20万円を超えて政治資金パーティー券を購入した13の個人・団体の名称や金額を記載していなかったとして、東京都選挙管理委員会に訂正を届け出、受理された。不記載額は計832万円分。
〈小松幹事長、事実認めるも『把握していない』〉
都議会自民党の小松大祐幹事長(46歳)は該当となる議員の数や金額については承知していないとしていた。しかし
「専門家(弁護士)が一括して調査しており、詳細は誰も把握していない」
と、この事実があったことを認める回答を示した。
〈小池東京都知事はだんまり〉
小池百合子東京都知事(72歳)は「事実の詳細を把握していないので、答えを控える」とコメントした。
派閥の裏金づくりが、地方組織でも行われていることが発覚したのなら、問題は根深く一層広がると見て捉えられる。他道府県でもおそらく、と思われても仕方のない程になっている。
参考サイト:さくらフィナンシャルニュース
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