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【広瀬めぐみ元参院議員 秘書給与詐取358万円 求刑2年6ヶ月 東京地裁】
〈岩手選挙区選出 広瀬めぐみ元参院議員に懲役2年6カ月求刑 公設秘書給与巡る詐欺事件初公判 起訴内容を認めた〉
2025年2月6日、公設第2秘書の給与など約358万円を国からだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元参院議員、広瀬めぐみ被告(58/元岩手選挙区選出自民党議員)の初公判が、東京地裁(石川貴司裁判長)で開かれた。
2024年8月15日議員辞職願を提出し、のち8月30日、東京地検特捜部が広瀬めぐみ被告を在宅起訴していた。
広瀬被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
広瀬氏を在宅起訴にしたのは、畝本直美判事総長(62)で、しかも初仕事、自民党総裁選を見越して自民党のイメージダウンを極力避けるために在宅起訴にしたのでは?という噂が、SNS上で飛び交っていた。
〈「何しろお金がかかる。みんなやってる」。〉
検察側は、広瀬被告が夫へ送ったメッセージを読み上げる。
秘書の名義貸しは違法の恐れがあると指摘した夫に対して広瀬被告が送ったメッセージだ。
検察側は冒頭陳述によると、広瀬被告が「事務所の経費が賄えない」などとして国から給与をもらう目的で公設第二秘書として勤務実態のない女性を届け出たとしている。
だまし取った金額のうちあわせて262万円を、飲食や美容などのクレジットカード支払いや長女への小遣い、クリーニング代などに充てていたとほぼ広瀬被告の個人的な出費にしていたことが明らかとなった。
弁護側から詐欺の動機を問われると広瀬被告は
「選挙活動で500万円以上の個人資産を投入していてそれを補おうと思った」
と述べた。
検察側は、広瀬被告が家族や秘書から「違法だ」と指摘されていたにもかかわらず、詐欺行為を実行したことを主張した。
これに対して広瀬氏の弁護側は「違法だ」と指摘された点については否定した。
具体的には、広瀬被告が秘書の勤務実態を確認するための書類にサインしたことが「違法性の意識がなかったことを示す証拠」だと主張した。
元弁護士であった広瀬氏は、2022年7月に自民党公認公明党推薦で参議院選初当選。
『岩手を変える!日本を守る!岩手にめぐみ!自民党!』のキャッチコピーを出していただけに
「岩手の方々には本当に申し訳ない。違法なことを違法と見る目がなくなっていた」と謝罪した。
公判は即日結審。検察側は懲役2年6月を求刑、判決は3月27日に言い渡される。
〈過去の広瀬議員のお騒がせ 自民党フランス研修旅行に赤ベンツ不倫〉
2023年7月、自民党女性局の一部議員が研修で訪れたとするパリのエッフェル塔前で、ポーズをとって写真を撮影。SNS(ネット交流サービス)で「社員旅行か」などと批判を浴びた。ここに広瀬元議員も研修に参加し写真に写り込んでいたことがわかっている。
2024年2月には、不倫疑惑が報道される。不倫相手はカナダ人サックスプレーヤー、アンディ・ウルフ氏(56)。広瀬議員と歌舞伎町の高級ホテルで一泊した後、翌朝赤いベンツで参議院予算委に出席したところをマスコミに一部始終撮られてしまう。しかもこれが事実だと認めて自民岩手県連副会長を辞任していた。
参考サイト:さくらフィナンシャルニュース
「政治活動にあてた」 広瀬めぐみ元参院議員 秘書給与詐取の起訴内容認める 東京地裁
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