いま、ゴルトベルクを聴くべき3つの理由とは？
いま、ゴルトベルクを聴くべき時です。
ウンチクを言わずに普通に音楽を楽しみたいかたに、特におすすめします。
ゴルトベルク変奏曲は、18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家ヨハン・ゼバスティアン・バッハにより作曲されました。
そして21世紀の今になっても、ゴルトベルク変奏曲は、とても人気の曲です。アニメ「時をかける少女」や、福山雅治主演の「そして、父になる」でも効果的に使われ、名前は知らなくても聞いたことがある方は多い曲です。
私は、いわゆるクラッシック通ではありません。ウンチクの人とは、距離を置いておきたい音楽を楽しむだけの人です。
そんな私が、あなたがゴルトベルクを聴くべき3つの理由をお教えしましょう。
1.ゴルトベルクは、癒してくれる
コルトベルク変奏曲は、J.S. バッハが、ロシア大使、カイザーリンク伯爵の不眠症のために作曲したと言われている曲です。
実は、この説には、大いに怪しいところがあるのですが、本質的に、私たちの精神を癒してくれる”なにか”が伝わります。
思い乱れて眠れない心を慰め、幸せな夜にしてくれる曲なのです。
コロナや相次ぐ災害で、不安な世の中に生きる私たちにとって、ゴルトベルク変奏曲は、ある種の瞑想状態を引き出してくれ、心を癒してくれるツールです。
2.ゴルトベルクは、究極
ゴールドベルク変奏曲は、その名前が示す通り変奏曲です。すべてに、シンプルなベースになる音型が1つ、使われています。
そして、3の倍数の曲ごとにでてくるカノンが、すべてを、ひとつにします。
バッハは、この技法を使って、ゴルトベルク変奏曲を究極の曲に仕上げているのです。
3.ゴルトベルクは、きてる
友人の福田ひかりが、「J.S. バッハ ゴルトベルク変奏曲」を11/19(金)リリースします。
私は、彼女ののコルトベルクの演奏を聴いてきたファンの一人です。
彼女のコルトベルク変奏曲のＣＤがリリースされると聴いて、その音を皆さんに、是非とも聞いてもらいたいと思いました。
彼女の小さな体に込められた精神力の強さが、彼女のゴルトベルクには輝いています。
バッハ、そしてゴルトベルク変奏曲を現代によみがえらせたグールドへの徹底的な研究を経た彼女。
4月初旬，相模湖交流センターで収録した本演奏は，基準ピッチをc1=256Hz（a1が大体430Hzくらい）に下げ，不等分平均律で調整したベヒシュタインを使用し，他では味わえない唯一無二のサウンドとなっているそうです。
彼女のピアノが、新しいバッハを届けてくれるはずです。
ゴルトベルク変奏曲は、癒される、究極の音楽です。
そして、おすすめのCDが発売されるこの時を逃さないでください。
立冬を過ぎ、冬。きっと、季節的にもゴルトベルク変奏曲が似合う季節です。
温かい飲み物を手に、今年の冬はゴルトベルク変奏曲を聴いてみませんか？