少庵堂(京都西芳寺 苔寺)


「少庵堂(しょうあんどう)」

京都の西芳寺にある茶室。

「遺芳を追懐」するため七人の有志により、大正7(1920)年11月に同じく西芳寺にある茶室・湘南亭の北方に建てられました。

内部は一畳台目向板の間取りに、客座と点前座のあいだには大きな節のある中板も入ります。

床の間は洞床の形式で、左端を三角に切っています。また、その前の袖壁は大きく吹放しております。

躙口は引き違いに戸を建てて(二枚)、その上には下地窓。池側の壁面には三枚障子の連子窓とするなど、開放的な構成となっております。

床の内部正面には引き分けの障子を建てた円窓をあけ、その向こうには少庵像を祀っています。

水屋とこの茶室のみの小さな建物ですが、苔の生い茂る境内の中に、今もひっそりと現存しております。

(京都にある茶室をまとめています↓)

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