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ラッキリ、パシフィコ横浜

6月19日 ラッキリ=Lucky Kilimanjaro のレコ発全国ツアー、ファイナルはパシフィコ横浜でした。満員で5000人入るとても大きな会場です。いままでの会場とは規模がまるで違う、そのチャレンジ精神は素晴らしいと思います。そのチャレンジさえできないアーティストが世の中に無数にいることを考えると感慨深いものがあります。

開演18時の30分前に席に着きました。その時点では1階席で3割程度しか入っておらず、10分前になってもまだまだ空席が目立っていたので、ハラハラしましたが開演時にはほとんどの席が埋まり杞憂に終わりましたが‥

ライブの構成は、ラッキリの代名詞になりつつある「MCなしのぶっ続け2時間で29曲」というとんでもない、ファンにはたまらない内容でした。よくファン(キリマンジャロにかけて『登山家』というらしい)のつぶやきに「体感30分」というのがありますが、まんざら大げさでもないように思います。

そうか、ラッキリの曲は平均的に3分程度と比較的短いけど、もしかすると実は「29曲全部で1曲の組曲なんじゃないか」と思える節があります。ラッキリのソロツアーだと2時間ですが、フェスなどではそこまでの時間は貰えません。30分から45分、長くても1時間でしょうか。

これは例えるなら、フェスはテレビ出演とかで「1番しか歌わせて貰えない」状態でしょうか。本来は「29曲で1曲」なんで、フルに体感したいなら、絶対にソロツアーの方をお勧めします。

また、ラッキリの音源は聴いているけど「ライブ」は行ったことが無いというファンの方は、このバンドはとんでもない「ライブバンド」なんだということをお伝えしておきます。レコードの音源とライブの音のギャップ、印象がこれほど違うバンドも少ないです。

ラッキリは「ライブで大化けするバンド」です。これは一度見てもらわないと絶対に伝わらないのですが、想像の3倍インパクトのある演奏をします。レコードでは「打ち込み」的な曲も、バンドで演奏すると世界が変わります。これだけはお約束します「絶対に生のラッキリを見て、心が踊らない人はいない」と。

ライブの最後に、7月の新曲と秋のツアーが発表されました。ツアーを重ねる毎に「登山家」が増えてゆく実感。それはこのライブのクオリティを「もう1度体験したい。誰かに伝えたい」という「登山家=伝道師」のみなさんのおかげでもあります。

まだ「バンバン売れている」というバンドではありませんが、着実に広がりをみせているのは間違いありません。近い将来に「チケットのなかなか取れないバンド」になるでしょう。そうなる前に今のうちにしっかり見ておこうと思えるライブでした。

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