ラッキリ、ツアーファイナル
「ラッキリ」LuckyKilimanjaroのツアーファイナル渋谷LINEキューブ(渋谷公会堂)に行って来ました。
ライブはラッキリでは当たり前になりつつあるMC無しのほぼ演奏しっぱなし、歌い通しの約2時間で29曲という濃厚な時間。
あまり他の若い人たちのアーティストのライブを知らないので、このスタイルをやっているバンドをほとんど知らないのですが、ボクらの世代から考えると、とんでもない構成と曲数です。
その驚きは何回か参戦するうちに慣れては来ましたが、その内容がどんどん濃くなるというか、会場のオーディエンスの盛り上がりも含めたパフォーマンスはエンタメとして「ラッキリ」というジャンルを形成しつつあるのではと思うような素晴らしいものでした。
特に中盤以降、BFN、ONやKIDSから週休8日、HOUSE、果てることないダンス(順不明w)と次から次へと畳み掛けるようなダンスナンバーの流れは圧巻でしたね。これは、例えラッキリを知らない人でも絶対楽しめると思います。
ましてやラッキリを音源だけは聴いていて興味を持ってライブ初参戦してくれた人たちには「衝撃」だったのではないでしょうか?!それはTwitterなどの反応を毎回観察しているとその感想や熱意がどんどん大きなものになっていることからも実感できます。
ラスト、アンコールからの流れで演奏したインディーズ時代のデビュー曲であるSUPERSTARはなんとも感慨深いものでした。デビュー当時はこの歌は「自分の憧れ人」を歌った曲だったと思います。しかし昨夜のSUPERSTARは歌った本人そのものに聞こえるほどの風格が出てきたように感じました。
デビュー以来、ライブや作品作りを積み重ねて、ようやく大きなつぼみが少しずつ膨らんできたように見えます。来年のニューアルバムやツアーも発表され、そこから大きな花が咲く期待感は充分。いや、このライブでやられた曲たちは「もうすでに選曲に困る」レベルの佳曲揃いで、それが大きな財産になっていますね。それはなによりも、ずっとついて来ていただいている「登山家」のみなさんやバンドメンバー、チーム「ラッキリ」スタッフのおかげです。
最後に「有料ファンクラブ」なんてコンテンツあるのか?!と思いましたが、ライブ後の打ち上げ配信はなかなか良いね(笑)ライブ中はMCをやらないので、メンバーの声や思いを聞ける貴重な時間。その内容はダラダラ取り止めのないものですが、そこがラッキリらしく、メンバーの仲の良さがよく伝わってくるのがなによりも良いです。みなさん本当にありがとう。