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ビバラロック観戦 ラッキリ&水カン

昨日のさいたまスーパーアリーナで開かれたビバラロックに行ってきました。

ラッキリのギター、ジーコ君と


メインステージは1万人以上入る大きなハコで、昨日はDISHやOrange rangeが出ていました。外のグッズ売り場を覗いたら、ラッキリのギターのジーコ君に遭遇してびっくり(笑)写真を撮ってもらいました。

昨日の目当ては、アリーナの地下のスペースCAVEの「水曜日のカンパネラ」とボクの身内のバンド「ラッキリ」こと‪LuckyKilimanjaro‬でした。500人も入ればいっぱいのスペースなので、どちらも満員。入場規制も出たと聞きます。

「水カン」と言えば今年「エジソン」が大ヒットした天才ケンモチヒデフミくんのユニットでボーカルの誌羽(うたは)ちゃんは個性的で前任のコムアイに勝るとも劣らない素晴らしい歌い手さん、レコード音源は完璧で非の打ち所がないほどのクオリティでヒットするのも納得のユニットです。

比べてうちのラッキリは結成9年目で4枚のアルバムを出して徐々にファンは増えているが大ヒット曲はなく、まあ知る人ぞ知るバンドという感じ。

ひとつバンド(マルシィ)が挟まるとはいえ、同じ場所でこの2つのライブが見られるということで、ボクはメインステージは見学程度にして、昨年のように、入場制限で入れないことを懸念して、早めにCAVEで待機していました。

まずは「水カン」の出番。詩羽ちゃん1人とダンサーがたまに入る感じで少し歌詞に合わせたコント要素も入れるようなシンプルなステージングで、音源はいわばカラオケです。あれ?!どの曲も音が平坦に聞こえる。天才ケンモチヒデフミくんの多彩な音がライブ会場では十分に発揮されてないように聞こえる。詩羽ちゃんも上手いし、早いラップも完璧にこなしているけど、想像以上にラップ要素が強くて、細かな音まで聞こえるレコードと違ってライブ会場では上手く伝わらないように見えました。お客さんもたくさんいて、乗っているのですが、それほど爆発力はないのかな。なんだかアイドルのライブみたいだなぁ(それが悪いということでは無く、あえてカテゴライズすれば)という感想を持ちました。とても楽しかったのですが、レコード音源から期待していた以上ではありませんでした。それはカラオケ音源、ステージは実質歌い手ひとりの限界なのかも知れません。

ひとつマルシィというギターバンドを挟んで、トリはラッキリこと‪LuckyKilimanjaro‬の登場。リハの「週休8日」はほぼバンドの生音だけ(本番はそこにコンピュータで同期された音源が入ります)なのですが、鋭いドラム、パーカッションの音、生バンドならではのグルーヴが加わって、すでに音合わせのリハーサルなのに、お客さんはノリノリ。いや、やはりライブはこれじゃ無くちゃね。

ラッキリの持ち時間は45分かな?!ほとんどの曲をインタールードで繋いでいるので、セットリスト10曲ほぼノンストップで駆け抜けていきます。まあ凄いです。コロナ禍で声が出せなかった時と比べ、1.5倍の盛り上がりを見せた気がします。

ラッキリをレコード音源でしか聴いたことのない方はライブに来ると、みんな驚くようです。ライブのラッキリはレコードの控えめに言って5倍良いです。声出し解禁でその1.5倍ですから7.5倍です(笑)。ファンの人たちは「1億倍良い」みたいな表現をしてくれていますが、ボクは身内なので控えめに7.5倍だと申しておきます。

たまたま「水カン」と比較になってしまいましたが、大ヒット曲では「水カン」に軍配が上がりますが、ライブは圧倒的にラッキリ優勝でした。

ラッキリは5月末から全国ワンマンツアーが、はじまりますが、既に東京の豊洲ピット2DAYSは2日ともソールドアウトで、昨日のライブで「ワンマンにも行ってみたい」という人の受け皿がないのが残念。東京近辺で追加公演は必須かと思います。

ラッキリの良いところは、昔からのファンも昨日見てくれた人も垣根がないこと。決まりごとは無く自由に踊って良いし、ファンの年齢層の幅も広くて、尖っているわけでもなく、普通の優しい人が多いところです。

音楽で「楽しむ」ことの原点のようなバンドで、よく「クラブみたいなノリ」と表現されますが、ファンは「クラブなんてとても行けない」ような人たちばかりで、絶対に楽しめることを保証します。お一人様も沢山いて、ライブ会場で知り合った人も多いみたいですよ。

それでは、またライブ会場で会いましょう。「君が踊り出すのを待ってる」

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