失業保険申請件数:54万7,000人の米国人が新たに失業保険を申請、パンデミック時代の最低水準を更新

最新の週間失業保険申請件数は予想外に急減し、パンデミック時代の最低値を更新した。

米労働省は木曜日の午前8時30分(米国東部時間)に新規失業保険申請件数の週報を発表した。ブルームバーグがまとめたコンセンサスデータと比較し、このレポートの主な指標は以下のとおり。

4月17日に終了した週の新規失業保険申請件数:54万7,000件(予想61万件、前週の修正値は58万6,000件)

4月3日に終了した週の継続雇用保険申請件数:367万4,000件(予想365万件、前週の修正値:370万8,000件)

1年以上にわたり新規失業保険申請件数は増加しており、先週の申請件数は歓迎すべきサプライズとなった。新規申請件数は54万7,000件で、大不況時代の最高値である2009年3月の66万5,000件を2週連続で下回った。また、昨年春の過去最高値の610万件から急激に減少した。

しかし、労働市場の回復は依然として不安定であり、過去数ヵ月間の新規失業保険申請件数の全般的な減少傾向も、数か所で上昇を伴っている。他の報告書でも、回復には一進一退があることが強調され、先週発表された米連邦準備制度理事会(FRB)の最新のベージュブックでは、過去数週間にわたり多くの地域で人手不足や雇用問題が続いていると指摘している。

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