見出し画像

モーニングページはなぜ手書き?4年半でペンの種類も心の強さも変わった話。

退職後、モーニングページを書き始めて4年半。最初のノートを見返すと、字がデカく、よれよれしてまっすぐ書けてない。しかも筆圧ヨワヨワで、柔らかい鉛筆じゃないと書けなかったため、薄くて読みづらい。

会社で毎日パソコンを打ちまくる生活から、無職無収入ワールドに入って家でアナログ手書きをはじめたとまどいとひ弱さがにじみ出てますね。

2冊書き終わる頃から、ボールペンで書けるようになり、まあまあまっすぐに罫の中におさまるようになって、読みやすくなります。
そのうち油性ボールペンの滑り過ぎが気になってきた。
で、今はゲルボールペンの「ユニボール シグノ 0.38」を使ってます。

「シグノ0.38」は、昔、娘の担任の先生から「通信簿の細かい文字なんかを書くのにいい。しかもこの0.38だけが使いやすい」と激推しされたペン。

サラサラでもザラザラでもない、ちょうどいい引っかかりがあって、筆圧の弱い私でも少しキリッとした文字になるのであります。

手書きは効率が悪いし、疲れるし、自分の汚い字が読めないよっていう弱点もある。(ただし最近はOCRの精度があがって機械でもかなり読んでくれる)。

手書きを続けるのは、
●好きな紙質のノートにペンを走らせる快感
●電源とかつながなくてもどこでもさっと書ける利便性
●読み返したときに、PCフォントの均質な文字より頭に入りやすい。
といった利点があるから。

いろいろなノート本を読むと、手書きの効果がいかに世界的に認められているか、書かれています。

紙に書きだすと、思考に命を吹き込める。たとえ文章であろうと、イラストであろうと、 メモであろうと、ペン先を動かすことで外の世界と内の世界を継ぎ目なくつなぎ、移行することができるのだ。
目に見えないインターフェースで動いている世界において、昔ながらの手書きを要するノート術を活用するのは、まるで時代遅れの面倒な作業に思えるかもしれない。ところが現代のデジタル時代において、手で文字を書く作業を続けることの効用は、さまざまな研究によって立証されている。

パレットジャーナル  人生を変えるノート術

ノートを見返すと、筆圧ヨワヨワで鉛筆→がっつり硬めのペン と変化すると共に、自分の足で立ち、思考する強さも育ってるなぁ…と実感します。
時系列でさっと振りかえれるのは、ノートという現物の良さですね。

パソコンよりゆっくり書く分、ゆっくり思考できる。片手があくから気軽にコーヒーが飲めるっていうのも、ノートを書く時間の醍醐味(笑)。

というわけで、退職してノート大好き人間になった私。

しかし。とあるIT系社員多めの会に出たら、出席者全員が小さいパソコンを卓上で開いてパチパチやってて、ひとりノート書いてるオバサンの違和感が半端なかった。
(ホントは小さいPC持ってるし、高速で打てるんですぅぅぅ)という心の叫びが止まらなくなるので、みなさんノートを書く時と場所にはご注意を!

ーーーーーーーーーーー

モーニングページで手書きがすすめられる理由


  1. 思考の整理:手を動かすことで頭の中のモヤモヤが言語化され、考えがクリアになります。

  2. 創造性の活性化:デジタルよりも直感的に書けるため、自由な発想が生まれやすくなります。

  3. 感情の解放:ペンの動きが気持ちと直結しており、心の内を素直に吐き出しやすいです。

  4. 集中力の向上:画面の通知に邪魔されることなく、今この瞬間に集中できます。

  5. 身体的な感覚:紙の質感やペンの感触が心地よく、書く行為そのものが癒しになります。

シンプルですが、続けることで効果がじわじわ実感できますよ。

いいなと思ったら応援しよう!