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ネット業界は労働時間を短縮した方が生産性が向上する

数年前から「ブラック労働」「デスマーチ」という言葉が時々使われるようになった。どちらもIT企業(特にプログラマー)の労働時間の長さや若さからの社内規律の未熟さゆえに問題が起こり、ネット上で使われるようになったのが発端だ。

どうもIT業界でもこれまでの日本社会の”常識”と同じで、労働時間が長ければ長いほど企業の生産性が高まると考えているところが多い。

しかしワークライフバランスなどが叫ばれるようになり、本当に企業にとっての効率性を追求したところ労働時間短縮に乗り出した企業が増えてきた。もちろんその後生産性を向上させている企業も多い。

代表的なのはネット業界でいうとZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの6時間労働「ろくじろう」であるが、食品メーカーの大手「味の素」でも来年4月から所定労働時間を1日当たり20分短縮する方針であるなど、これまでの8時間労働を改める動きが出てきている。今回はこの労働時間を考えてみたいと思う。

目次
1、労働時間の歴史~なぜ今8時間労働が当たり前なのか?~
2、ZOZOTOWNが導入した6時間労働の成果
3、現代日本社会の中で労働時間を短縮することが何故必要なのか

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