【R18・上級】パブリックDNSを使う(Cloudflareの1.1.1.1 for familiesを使う)
インターネットの知識がある程度ある人向けです。
具体的には、独自のパブリックDNSを自分で設定しよう、というお話です。
Webサイトブロッカーとかセーフサーチとかで見られるサイトを制限してあっても、結局のところ自力で外せてしまいます。
私も散々経験したのですが、結局メインブラウザ以外のWebブラウザから見ようとするんですよね。
では、もう少し外しにくく、根本的に見られなくする方法はないのでしょうか?
あります。それが、この記事でご紹介する、パブリックDNSを使う、という方法です。
DNSって?
Domain Name Serverの略。
簡単に説明すると、インターネット上のWebサイトは、すべてIPアドレスという住所を持っています。
例えば、"yahoo.co.jp"だと"182.22.16.251"とか、"www.jreast.co.jp"だと"23.200.55.56"とか、この数字が、IPアドレスの住所なわけです。
ところが、コンピュータはともかく、人間だとこんな数字を覚えておくのは面倒です。
ということで、ニックネームとして、"yahoo.co.jp"のように文字列を対応してつけてあげることにしました。これがドメイン(Domain)です。
DNSというのは、このIPアドレスとドメインの対応表をたくさん持っていて、それを各ユーザーに聞かれた時に教えてあげるサーバーのことです。
パブリックDNSって?
でもDNSなんて今まで意識しなくてもインターネットが使えたはずです。
それは、例えばスマホの回線だったらもっと大元の回線提供事業者(docomoとかKDDIとか)が、ご自宅にWi-FiルータがあったらそのルータだったりプロバイダだったりがDNSサーバの提供をしているからです。
ところが、そのDNSって、良くも悪くも特にフィルタリング機能とか無いんですね。有料で契約すれば、お子様向けの安全フィルタリング機能を提供してくれる業者もありますが。
2000年代だと、そのくらいしか選択肢がありませんでしたが、今では無料でR18サイトを弾いてくれるDNSを、誰でも設定できます。
それが、Cloudflareという会社の、"1.1.1.1 for families"です。
Cloudflareというのは、アメリカのIT企業です。Webサイトが快適に動くようなサービスやセキュリティのサービスを提供しています。
そんなCloudflareは、"1.1.1.1"という、笑ってしまうくらい単純なIPアドレスを持っています。それをDNSに設定することであら不思議、ご自宅の貧弱なWi-Fiルータとは違ってインターネットが高速に、なおかつアダルトサイトを弾くことができます!
設定方法はCloudflareの公式サイト(https://one.one.one.one/ja-JP/dns/)をご覧ください。
なお、アダルトサイトを弾く"for families"は、
IPv4
・プライマリ:1.1.1.3
・セカンダリ:1.0.0.3
IPv6
・プライマリ:2606:4700:4700::1113
・セカンダリ:2606:4700:4700::1003
ですので、ご注意ください。