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無表情のあの子も、実は褒めて欲しい【ミニバスのコーチを始めた⑨】

最近ミニバスのコーチを始めた、さくらぎです。
(アシスタントコーチです)

うちの子は、今日、試合に出れたのですが、帰りに車の中で、また泣いていました。

どうした?と聞いてみたら、珍しく、たくさん話してくれました。

「Bちゃんがさ、相手チームの大きい子のレイアップシュートをブロックしたじゃん。
走って追いついて。
ファールにならなかったやつ。
あのときさ、コーチがさ、
『よくやったぞ!』って褒めてさ。
その後もさ、親指を立てて、『いいぞ』って合図を
出してたじゃん。

私だってさ、その前にさ、同じようなシーンがあってさ。
追いついてさ、ブロックはできなかったけど、
頑張って走ったのにさ。
全然、褒めてくれなくてさ。
ディフェンスを一生懸命やれば
褒めてくれるって言ってたのにさ。
全然褒めてくれないじゃん!」って。

いつも、コーチが褒めても
うちの子は、無表情というか、
喜んでいる様子も無くて。

そんな、うちの子がこうやって言うということに、びっくりしました。

うちのチームには、他にも、ポーカーフェイスというか、
褒めてもうれしそうな顔を全くしない子がいますが、

そういう子も、実は褒められてうれしいのかもしれません。

コーチ経験の少ない私は、子供を褒めたときに、
「あれ?全然嬉しそうじゃないな。じゃあ、あの子には、あんまり褒めるということに意味がないのかもしれない」と、

考えていました。

でも、違うんですね。

どんな子であっても、やはり褒められたいという思いは
あるのだと改めて思い知らされました。

これからは、無表情の子であっても、
どんどん褒めていこうかと思った出来事でした。

子供に教えているつもりで、
大人も私が教えられているなぁ、と日々、思います。

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