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41歳ワーママが看護師になるまでのキロク⑧ オープンキャンパス2校目

2週続けてオープンキャンパスに参加。
教育訓練給付金の対象講座があって通えそうな看護専門学校が他にないか念のために確認していたら、第一志望よりも自宅から近い場所に見つけたので急遽予約した。
勉強時間確保のためにも、子どもの精神安定のためにも通学時間が短いことの優先順位は高い。ドアtoドア1時間以内が理想。

会場に着いてみると、当たり前のことだが、参加者が若い・・!
高校生、20代ばかりに見える。私はどちらかというと付き添いの保護者に年代が近いのだった。

「あなた本人が受けに来たの?」

と場違いに思われているんじゃなかろうかと想像し、気持ちがやや萎える。
案内してくださる学生さんももちろん似たような年齢で、教員の方にフォローしてもらいながらもしっかりと説明してくださる。
私は18では進路を決めきれなかった。すごいな。すごいなあ本当に。

新生児の人形を抱っこや沐浴をさせてもらったり、血圧を測らせてもらったり、病状を再現できるおじいちゃん人形の心音を聴診器で聞かせてもらったり、こういう場所で、こういう教材を使って技術を習得していくのだなと興味深々。

ここは病院付属の看護専門学校で、母体病院の看護師養成を目的としているため、ほとんどの学生が母体病院に就職するそう(もちろん就職試験はある)。
ということは「看護専門学校合格=ほぼ就職」のようなもので、同級生や先輩がいっぱいの母体病院で働き始められるということ。それはとても安心感があるなと思った。
また、学校と母体病院が近接していて、実習先が一部の診療科を除いてほとんど母体病院で完結するので、あちこちの実習先に移動する必要がないとのこと。ただでさえ寝る暇もないほど忙しいと言われる実習期間に、移動が少なくて済むのはありがたい。実習後に疑問点を専門学校に戻って質問しやすいのも安心。

ただ、この専門学校は社会人入試を35歳までで年齢制限していたので、そのことを教員の方に聞いてみた。
「基本的には35歳までの方を求めていらっしゃるということでしょうか?」
「母体病院で長く働いていただける方に入っていただきたいという思いがあるので、病院側の要請からそのようにしています。ただ、一般入試では年齢によってどうのということはありません。現在だと32歳のお子さんがいらっしゃる方が学んでいます」

とやや表情を曇らせておっしゃった。
そうですよね、分かります。病院のニーズに合わせて看護師養成するための学校なんだから長く働ける若い方を優先して当然です。年齢による足切りが実際にはあるとしても、それは言えませんよね。
と思いながら、上がった後に落とされたときの重苦しい気持ちで帰途に就いた。41というのはやはり「遅すぎる」年齢なのだなと改めて突き付けられる。

でも、そんなことは分かっていて今から看護師を目指している。
前に立ち学校説明をしてくださった看護師長さんの、酸いも甘いも経験してきた厳しく凛とした感じをかっこいいと思う。
萎えているわけにはいかない。進め、私。



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