41歳ワーママが看護師になるまでのキロク⑪看護専門学校合格
社会人入試(小論文+面接)で合格した。
自宅からの通学時間が最短かつ実習病院もエリアが限られていることから、子育てもある私としては条件的に第一志望の学校に合格できて良かった。
今回は、受験までにやったことを綴ってみようと思う。
社会人入試と一般入試の両方を受験することを想定していたので、
小論文を書くことと数学の基礎力固めに時間を使った。
【数学】
メルカリで400円で購入した1冊の高校受験用問題集を、出勤前に会社近くの図書館で15分・昼休みの30分・帰宅してから1時間で繰り返し解いた。
少しでもさぼったら最後ずるずるやらなくなるに違いなかったので、土日含めて毎日1問でも進めたらOKにした。
夕食後、子どもがくもんの宿題を進める横で一緒に勉強したり、図書館で子どもが電車の絵を描く間隣で勉強したりと、元々の生活の中に習慣化できたのが良かった。解いた日付を問題集に記録していたのだが、1単元7回~8回解いたことになる。
当初は1時間くらいかかっていた問題を20分くらいで終えられるようになったので、毎日こつこつが大切なんだと実感。
【小論文】
ド文系で作文はどちらかといえば得意。ただ医療系のネタが皆無だったため、7月8月にかけて医療現場のYouTubeを見たり、医療者の方が書いた本を沢山読んだりした。
へき地医療・終末期医療・在宅看護・医療的ケア児対応・ナイチンゲールについて・2025年問題(団塊の世代が全員後期高齢者になることから発生する医療現場での問題)など、うっすらとした知識しかなかったことを沢山知ることができて良かった。
とくにナイチンゲールの学習まんがで泣いた。貧しい人や傷病者のために働くことについて一番理解してほしい家族から強く反対され、女性への社会的抑圧の中でも自分の使命を見つけ行動し続けたナイチンゲールの志の強さ。
本当にびっくりした。こんな人だったのか。
9月からは志望校の過去問を繰り返し書いた。小論文は集中力を使うので、仕事で疲れたときは無理せず寝た。有休を取ってまとめて4問書いたり、土日に1問ずつ書いたりした。添削はどこにも頼まなかったけれど、自分で時間をおいて読み返すと、説得力の弱さ、てにをはのミス、漢字ミスなどに気づくことができる。
小論文は書けば書くほど慣れるというのは本当だと思う。アウトプットすることで知識が定着するからだ。繰り返し書くと、同じエピソードをテーマによって使いまわせるようになり、書き始めから着地点までの道筋を思いつく時間も速くなっていく。最終的に400字詰原稿用紙70枚になった。
本番の小論文テーマは書いたことも読んだこともないもので、正直焦った。とにかく思いついたことをメモし、構成を考え、結論を決めて書き出した。小論文の「型」を守る練習ができていたので、なんとか形になったのかも。
【面接】
一番不安だったので、試験直前に社会人入試のエキスパート『スコレー・アスコルー』さんに面接練習をお願いした。私の経歴で深堀されやすいことや、何を強化したらもっと説得力が出るのかを具体的に教えてもらえてとっても良かった。
聞かれやすい質問リストをもらえたので、その日の夜すぐに答えを書き出し、試験までの数日、自宅の鏡の前や近所の公園の噴水の前で(恥ずかしいので周りに聞こえないようにw)そらで答えられるように練習した。答えを覚えるというより、決意が自然に伝わるように意識した。
本番は15分で、声がふるえたけれど、面接官の方と会話ができた感じ。
結局数学で受験することはなかったけれど、一般入試の過去問レベルは解けるようになっておかないと後で困るのは自分。今の高3の子たちと机を並べることに不安が押し寄せるので、数学と、新しく生物基礎の勉強を続けている。(生物がまた面白い・・NHK高校講座の質の高さよ)
人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方がより深く残る。
志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。
私は、ひとりの人に可能なことはすべての人に可能であると、常に信じている。マハトマ・ガンジー
やろうと思えば、人間はたいていのことができると私は思っている。本田宗一郎
ここまでの私を支え、これからも支えとなる言葉。
不安はあって当然だから、前を向いて行動を積み重ねていこう。
さて、秋晴れの午後、近所の高校の吹奏楽部演奏会。楽しみだな☆