【観劇】ゴースト＆レディ

　今日は、劇団四季のゴースト＆レディを見た。
　といっても、配信で、だけど。

　コロナ禍において、唯一個人的に良かったことは、この配信文化だと思う。
　チケットが取れない公演や、介護中で家を出にくい状況のとき、本当に助かる。
　やるほうは配信用の設備もいるし、そう手軽なもんじゃないことは想像に難くないけれど、だからその分、やってくださる主催の方には感謝しかない。

　ゴースト＆レディは、原作も大好きな物語だ。
　これを劇団四季がやるというのは驚いたけれど、考えてみれば、舞台と芝居が重要な意味をもつこの物語は、なるほどぴったりだ。
　蓋をあけてみると、想像をはるかに超えた素晴らしさで、本当に良かった。
　とくに群舞の振り付け！！　おしゃれだわかっこいいわ、演出含めてもう本当に大満足。
　完璧に日本産のミュージカル新作として、本当に傑作だと思う。

　単純に漫画を舞台にするんじゃなくて、舞台なりの演出があちこちに見られて、リスペクトも感じられる、素晴らしい舞台化だった。

（あとこれは、完全に余談なんですが、宝塚でもちょっと見てみたいなあ。そしたら、デオンは絶対男役二番手でしょ？？？　女装もありでの、トップのと絡み、見たいなああああ！！　絶対需要あると思うのですが）

　それにしても、『お前を殺すのは俺だ（から、ほかのやつからは絶対に守る）』というシチュが私は大好きなんですが、これは確実に藤田先生のせいだな…とも改めて思ったり。
　「うしおととら」の関係性なんですが、今回のフローとグレイもそうだし、やっぱこういうの好き好き大好き。
　「好きな人を守る」というのは、やっぱりロマンなんだけど、そこにひとひねりある感じが好きなのかなー。
　あと、お互い自立してる感じが好きなのかもしれない。
　今回のフローとグレイも、「どんなにつらい未来でも支えるから、負けるな」という形での「守る」なのが印象的。「つらいめにあわないように、そういうことから遠ざける」という形の「守る」はしない。そこが好き。
　少年漫画だけど、そこに描かれてる恋愛は、かなり大人だよなーと思う。

　いつかは、実際舞台で見たい作品になりました。
　よろしくお願いします。