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まんがでわかる 地頭力を鍛える
書籍タイトル
地頭力とは?
地頭力/いま自分が持つ情報や知識を基に考える力のことです。
私もこの書籍を読むまで「地頭力」という言葉を知りませんでした。
単に頭がいい。と捉えがちですが、地頭がいい人の発言や仕事の進め方は明らかに違うと感じます。
ヌケモレなく考えられた段取りや、先回りや前倒しされていくスケジュールなど、どんな仕事でも完了させていきます。
書籍の要約
地頭力を鍛えるとは3つの考え方から構成され、この考え方を用いて正解のない問題に答えを出す。と要約します。
3つの考え方とは下記の1~3の考え方です。
結論から考える
全体から考える
単純に考える
書籍からの書抜
プロローグ/地頭力で君の人生は変る
知識力と地頭力について 知識力は自分が知っている/経験があるなど、自分の中に記憶として情報があるものを指します。
そのため常識的な情報は導き出すことはできますが、そこから飛躍した発想が難しくなります。
反対に地頭力は限られた情報から、ものごとを多角的に捉え自身で考えることができます。
この章の中で納得したことを引用します。
・仕事を料理に例えると1.食材(知識力)2.調理(地頭力)3.見た目/盛り付け(伝え方/大人感性力)
・知識に頼ったアイデア抽出で「ウンウン唸っている」のは「何かを思い出そうとしている」だけのことがほとんどです。
私はこの考えに同意します。まさに若い頃の私がこれでした。
この2つの引用を仕事に当てはめると、唸っているところは「食材」の部分であって、そのあとの2調理や3盛り付けへ進めていないです。
これでは仕事の完了までに膨大な時間がかかりますよね。
PART1/結論から考えよう
皆さんはどのような仕事の進め方をされていますか?
・成果物の完成形を自分で考え、完璧に作って提出する。
・ある程度作ってメンバーにフィードバックを受けながら完成形としていく。
昔は完璧主義だったため前者でした。
その完璧主義に加えて完成形を自分で決定し、その自分勝手なゴールに向かって突き進んでました。
完璧に作って提出や上長へ報告する際によく「こうじゃない」「ヌケモレが多い」といわれてました。
そのため修正作業が自分の予想以上にかかる、成果物の修正という手戻り作業に工数を割かれ、作業工数が予算や案件の完了期日が締め切りがギリギリでした。
このようなことをが重なり、人事評価の際に上長から次の事を指摘されました。
・成果物の完成形は自分の完成形で、組織としての完成形じゃない。
・60%の完成でメンバーを招集し、フィードバックを受け完成させて欲しい。
・頻繁にグループからフィードバックを受け、皆んなで完成形に持っていけば良い。
・時間がかかった分、報告を受ける相手は期待するので、資料のクオリティのハードルがあがる。
要は誤ったゴールにひたすら進んでいたんですね。。。
この様な場面を避けるために、2つのコツが書かれていたので引用します
・1つ目のコツは「その場」で分かっている情報を形にしてみる
・2つ目はその場で答えを出そうとせず「質問」をたくさん出す
この2つに加え、頻繁に確認し精度を上げていく=フィードバックを積み重ねていくことで、相手はコントロールが効くようになり、自分は確認することができ誤ったゴールに進むことがなくなると考えます。
また、誤ったゴールに進んだ際にコントロールする側と、手を動かす双方で早い段階で手戻りに着手することで、軌道修正が早くできるメリットがありますね。
PART2/全体から考えよう
思考のクセに気づく
突然ですが、私の思考のクセをお話すると、細かなタスクレベルから思考するクセがありました。
その為に全体が見えずにヌケモレが多く、人から指摘されていました。
これを全体を俯瞰してみることで、仕事の役割やスケジュール、やること/やらないことが見えてきます。
やることでも自分のタスクなのか、メンバーのタスクか、またはお客さんや業者のタスクかを線引できます。
併せて見えているタスクや課題の優先順位をつけることも重要で、今取り掛かる必要がない場合は、自分に余裕ができるため精神衛生面からも◎です。
PART3/単純に考えよう
それで?に続くところまで考えよう
私は若い頃に報告する場面で話のオチはなに?と言われてました。
いろいろな情報を相手に伝える必要があると考えており、相手が自分の話を1から10まで聞いてくれると勘違いをしていたこともあります。
典型的な時間泥棒ですね。
わかり易い話し方は複雑な内容を単純(抽象化)にすること。
これがトレーニングが必要で、単純にしすぎると相手に全く伝わりませんし、単純にしていく中でドンドン具体的になっていくこともしばしばあるでしょう。
抽象化する際にはムダな内容は切り捨てて話す=要点はなにか?に焦点を絞るということだと考えます。
報告の類で相手は報告を受けて、自分は何をするのか?を考える必要があるからです。
助けを必要とするならリソースを割く必要や、更に上の上長に報告もありますし、また他の部署への調整も発生するかもしれません。
無駄に多くの情報を伝えているので相手は情報過多になり、結局判断するべきところはどこなのか?を知りたがります。
併せて、話す順番を考えて話をする必要があり、この配慮をするだけで聞き手は混乱することなく判断や指示を出せるようになります。
本を読んで実践すること
・結論(ゴール)というものは自分と相手がいるため、相手とすり合せる必要がある。長期的な話や複雑なものであれば、何度でもすり合わせながらゴールへ向かう。すり合わせの場でゴールを設定することで、スピーディーに進める。
・視覚狭窄になると、一部のことしか見えなくなる。そのため視座を高く広くすることで、自分以外の登場人物や日程、課題が見えてくる。自分の立場が上流工程である場合は、今まで以上に高い視座で全体を見る必要がある。
・長い話は自分も相手も負担になる。自分の持つ情報を簡潔に的確に正確に相手に伝えること。