ダイヤモンドS 穴馬からめて高配当を狙う(2024.2.17東京11R)
データ傾向
東京芝3400mで行われる長距離レース、ダイヤモンドステークス。二桁人気の馬が馬券になることが多い重賞レースです。人気は割れそうですが、おそらく単勝1番人気はルメール騎手のサリエラになるのではないでしょうか。しかし、そのサリエラにとっては未知の舞台。サリエラの取捨選択、そしてデータ傾向から期待値の高い馬は!?
今回は穴馬からめて高配当を狙ってみます。天候晴れ、良馬場を前提とした予想です。よろしくお願いします。
内枠は不利な傾向のあるレース。過去5年の傾向を見ても23年のシルブロンが1番人気3着、20年のオセアグレイトが2番人気3着と、人気よりも着順を落としている他、人気薄からの好走もない。おそらくは荒れた内を走らされるのは相当に不利なのだと思われます。一方、8枠からは2頭の勝利馬を排出、19年のユーキャンスマイルは1番人気1着ですが、20年のミライヘノツバサはなんと16番人気からの1着です。また22年には11番人気のランフォザローゼスが2着に好走するなど大穴をあけています。以上から、内枠不利、外枠有利の傾向は間違いありません。年齢的には過去5頭の優勝馬のうち3頭が4歳であり、4歳馬の成績は【3-2-1-6】と勝率もさることながら、連対率も50%とかなりの好走率を誇ります。
予想と見解
4歳の騸馬◎ニシノレブナントから狙ってみます。3400mの長丁場、さらに騸馬ということでまず心配なのは折り合いですが、陣営によると折り合いはつくと言っています。中枠がどうかもここを目標に仕上げてきています。
相手は去年の勝ち馬◯テーオーロイヤル。近走は不調が続いていましたが、前走で復調の兆しが。去年の同じレースの勝利馬ですので、ここは頑張ってもらいたいですね。
3番手評価に▲グランスラムアスク。東京と同様に直線の長い新潟では4走中3回が1着。先日、東京新聞杯で鮮やかに勝ったキング騎手への乗り替わりが予定されていて、52kgの軽斤量はいかにも穴をあけそう。
紐候補はワープスピードとサリエラを押さえます。ワープスピードは2走前の古都SHから長距離への手応えを掴みました。前走ステイヤーズSは道中で構えすぎて結果は4着。とは言え、2着のテーオーロイヤルとは0.3差でしかなく、戦略の差で負けた印象。今回は去年の2月まで主戦だった菅原明良騎手に手を戻して臨みます。
サリエラは末脚をキッチリと使ってくる馬。前走は56kgの斤量の影響か上がり34秒台ですが、それ以外では33秒台の決め手を持っています。鞍上もルメール騎手に戻るとなれば人気の中心になるでしょう。勝っても驚きませんが、未経験の3400mと放牧あけで体重が増えて戻って来るとのことなので、馬券妙味を優先して印を軽くしました。